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2022の振り返りと、デザイナー実績レース

※この記事はネガティブな感情をそこそこ含みますのでご注意ください。
こんにちは。いつの間にか2022年も年の瀬、もう数日もすれば2023年がやってきます。いまだに2020年代に慣れませんが、時代の流れは早いものです…今回は2022年を自分のTwitter、写真、Amazonの購入履歴を見ながら振り返っていこうかなと思います。また、前回の記事で書いた通りイギリスに来てからというもの高頻度で乱高下するメンタルの原因の1つも言語化できそうなので、一緒に書いていこうと思います。

2022年の振り返り

2022年を振り返ると、7割準備、3割適応という…というかそれだけで終わってしまったような気がします。8月まではIELTSと大学院への出願、ビザの手続きに振り回され、9月以降はイギリスでの生活や言語の違いにひたすらついていくだけで精一杯でした。Glyphs自動勉強会は割と続けられたし、スマブラのコミュニティに関わってツールを開発したり大会のデザインをしたり、またTwitch配信をちょっとやってみたりという新しい動きもできたのはよかったですね。早速、1月から振り返っていきましょう。

1月

1月はムサビの卒制展を見に行ったり、初めてのIELTSなどがありましたね。自分が寅年なので一応年男でもあったようです。年末は大学の友達と通話しながらスマブラしたりして年を越し、初詣に熱田神宮に行く弟を駅に送り届ける、という元旦から始まりました。

なんか割といいこと言ってますね。ここ数年は同級生を見習ってやりたいことリストを作っているのですが、今年はやるべきことはちゃんと達成できたとしても、やりたいことは「PS5を手に入れる」以外達成できてない気がします…一応家族と北海道は行ったし、自分以外の金でいいレストランには行けたのでその辺りも△あたりつけてあげてもいいかもしれません。とはいえハードル下げた割には全然達成できてないですね。来年はどうしようかな…

自分は1月に誕生日があるので正月からそのまま気分良く迎えられるのは嬉しいですね。
去年はこんなことを言ってますが、今年は偏見がなくなって広く受けいれられるようになったがために自分の実力の低さに絶望しています。自己受容は難しい…この頃はまだまだただの一般スマブラ観戦勢って感じです。

1/14から東京に数日間行っていました。ギャラリーやdeValenceの展示を見たり、ムサビの卒制展に行ったりしてましたね。deValenceは卒業旅行で偶然手に取った本で知ったのですが、結構歴史において重要な位置づけを握っていたようです。ちなみに旅行中も泊まっている友達の家でIELTSの勉強をしたり、卒制展の朝友達を待っている間スタバで勉強したりしてました。そこはまあまあ偉い。
ムサビの卒制展は非常に良かったです…小原くん、後藤くん、Cilviaくんといった自分の後輩の卒制を見るのは本当に込み上げてくるものがあると同時に、自分がGlyphsを執拗に布教した影響もあるのか書体を卒制にしている子も何人かいて、若干申し訳なさもあるような…図録もまたカウンターになっていて良かったですね。学年的には2学年下の子達なのですが、自分は1学年下よりも関わりがあったので楽しかったです。
↑の書体を作っている小原くんは現在BALCOLONY.さんでガシガシやっていて、ワークスやちょうど今頃出しているコミケの作品など、とても自分には眩しいです…でも本当に小原くんはマジでめちゃくちゃできるし、輝くべきところで輝いているのが本当に最高です。Norihito Oharaをマジでよろしくお願いします(誰視点)。
展示の後に村石さんという先輩とお話ししたり、友達と鍋食べながら誕生日祝ってもらったり、あまりに幸せすぎる数日間でしたね…この後は宮下公園で展示を見たり、POLA美術館でロニ・ホーン展を見たりしました。どちらもとても良かった。こいついつもフィジカルが大事って言ってんな。

1月に買って良かったのはまずDaVinci Resolve Speed Editorですね。DaVinci, Premiere, Final Cut Pro Xそれぞれを使ってみた上でDaVinciを使うことに決めたため買ったのですが、制作スピードの向上に非常に貢献してくれています。ついでにDaVinci Resolve Studioにもできてホクホクです。最近は全然動画編集できてませんけどね…

そして1月は初めてのIELTSでもありました。それまでは英会話と単語だけやっていて、ようやく本格的に勉強と受験を始めました。正直遅すぎるのでもっと早くやっておきましょう(詳しくは留学の記事も参考に。)本来の受験日近くに熱やコロナっぽい諸症状が出てしまい、1回目はキャンセル。PCRは陰性でした。次の週、つい初めてのIELTS。感触は↑のような感じでした。割とReadingはできたんじゃないかという感覚がありましたが、結局OA6.0, L6.0, R6.0, W6.0, S5.0というスコアでした。全然です。
なお、最初のIELTSの日にそのまま行ったスパイダーマン: ノー・ウェイ・ホームでガチ泣きして高専卒業以来連絡を取ってなかった友人にメッセージを送りました。良すぎた。

2月

2月は何をしていたかあんまり覚えていません…最初のIELTSで燃え尽きてしまい、英語の勉強はあまりできていませんでした。ポケモンLEGENDSアルセウスと動画編集とBraceBracketの開発をメインにやっていたと思います。

Speed Editorを買ったことで動画編集熱が高じて、Vlogの編集をしたり自分が応援しているスマブラプレイヤーのKENさんの動画切り抜きを作ったりしてました。それぞれ別の動画のスタイルが求められるのが楽しかったですね。とはいえどちらも改善点多くてもっと作りたい、けど時間ないって感じです。特にVlogは一番最初に撮った動画だから手ブレとか色々が酷すぎて…

この頃からBraceBracketのベータ版の開発を始めました。割とそれ系をされているデザイナーさんに聞いた時も直にPhotoshopで書き出されていたりするとのことで、遠隔で操作できたら面白そうだなという気持ちで始めたのですが、割と反応が良く開発を進めて行ったのを覚えています。所々友人の手も借りつつですがツールとして形になっていく様は面白かったですね。

あとこの頃からNarukamiの制作を再開し始めました。この書体、最初はVlogのタイトルのためだけに作ったので文字数が全然なかったのですが、大学院のポートフォリオに使うため、制作を再開した感じです。Narukamiはかなりディスプレイに寄せた書体で、自分が今まで本文用の書体が多かったため、見た目全振りで製作したらどうなるのか、というのが気になって始めたのですが、今となってはかなりお気に入りの書体になっています。割と使いたいという声をいただくことも多いのが嬉しいですね。

新しくアウターを買ったんですが、これは今でもめちゃくちゃ愛用しています。ちょっと可愛い大きめアウター、非常に良い。いつも大須のTHE BEE SHUREってお店に髪切った後寄るんですが、ここで出会う服は長いこと着がちです。他にKickstarterでbackした本や、白井先生の作品集などもとても良いですね。白井先生の作品は今までまとまっていなかったので弟子としてとても嬉しい気持ちです。あっという間に完売してしまったようですが…

3月

3月は2回目のIELTSもありつつ、基本Narukamiの制作を続けていました。3月の初めまでは陶芸もやっていたのですが、それも終えて割と自由になったため色々始めています。

自分が作っていた皿。

3月に2021年の4月からやっていた陶芸が終わりました。なんだかんだ作った皿は愛用しています。
また、1年延期された、映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021が公開されました。自分のほぼ最後のNDCの仕事であると同時に、個人的にいろんなことを頑張った仕事だったのでようやくの公開でとても嬉しかったです。Amazon Prime Videoで見れるので良かったら見てみてください。
Narukamiの制作も順調に進めていて、↑はセルフフィードバック的な画像ですね。ちょっと時間を空けてからこういう客観視をするの楽しい。

京都のラーメン屋、猪一。マジで美味しいのでおすすめ 京都の本屋、Books & Things。平家をそのままお店にした佇まいが非常に良い
映画ドラえもんの付録とチケット。 神保町。ブックフェア的なものをやっていた。 東京ディズニーシー。雨天で寒かったがそれでも楽しかった。

3月には京都と東京にも行きました。京都では鳥海さんの展示を小柴くん、足立さんといった方々と一緒に見たのですが、改めて鳥海さんの繊細さ、手の素晴らしさ、考え方が凝縮された展示で非常に暖かい空間でした。自分は鳥海さんの授業を大学3年の頃受けたのですが、作品には納得がいってないところもあるのでいずれ再挑戦したいと思っています。展示の後には三橋さんも一緒にカフェではお話ししたり、Books & Thingsという本屋に行ったり、高専の友人とあって夕飯を食べた後、そのまま泊まって次の日に帰りました。1日ちょっとながらとても濃かったです。
東京では1日目に大学の友人と映画ドラえもんを見て、神保町でご飯を食べて本を見て、代々木公園でバドミントンとフリスビーに勤しみ、2日目には弟の大学進学祝いということで兄弟でディズニーシーに行き、3日目は兄弟で買い物した後SWAVさんの展示を見に行きました。この時初めてLUUPを使ったのですが、とても運転しやすくて良かったですね。数年前に卒業旅行でシェアボードを乗って楽しかったので、日本でも流行り始めて嬉しいところです。

そして3月の最後には2回目のIELTSも受験しています。結構テスト後は不安だったのですが、結果は上々。スピーキングが後0.5点取れれば合格ラインだったので、完全に慢心してしまい、5, 6月に痛い思いをすることになります…

新しいカメラ用のマイク、MKE400-II。ノイズカット機能が非常に優秀

3月に買ったものとしては、X-E4の互換バッテリーMKE 400をまず買いました。X-E4のバッテリーは動画撮ってると結構すぐ切れちゃうんですが、2つ同時充電+Type-C+充電残量が見えるのがGoodです。マイクは以前MKE 200を使っていたのですが、結構ウインドノイズに悩まされていて、思い切って売って買い替えてみたところ非常にMKE400のノイズカット機能が優秀で助けられています。
また、読めてない本もありますが本もいくつか購入しました。最初の本は数年前に出版されたものですが、僕の書体、Koga Sansが表紙に使われています。あと、StoneというNDCが作っているエディターも購入しました。今でもたまに文章書く時には使ってます。集中できて良いです。

4月

4月は引き続きNarukamiを製作しつつ、BraceBracketの制作も続けていました。3月のIELTSの結果が良かったので、4月からは大学院への出願の準備を中心にしており、志望理由や職務経歴などを延々と英語で書いては直してもらって書き直すというのを繰り返していました。

2月から製作していたBraceBracketは、ようやくベータ版を公開することができました。割と反応も良く、篝火のサブ配信や福岡スマブラ大会といった色々な大会で使っていただけましたし、ここから新しいエンジニアの方も入ってくださり広がって行ったのでしっかりとプロモーションをしたのは良い試みでしたね。

Narukamiは一旦完成のところまで進めました。Blackを最初に作ってからThinを作る中でどのような表現にするかは難しいところもありましたが、結構Thinもお気に入りです。Narukamiを終えたのと同時に、ポートフォリオの製作も始めています。

4月に買ったものとしては、2月ごろに買ったTamron 18–300mmがようやく届きました。単焦点をいくつか試してからのズームということで、焦点距離の感覚を掴みつつ超望遠を楽しめるのは良いルートだと思ってます。そして、地元のエディオンでPS5を販売し始めたことでようやくPS5を手に入れることができました。イギリスには持ってきていませんが、UIも扱いやすくなっていて、映像も美麗でプロダクトとしてもカッコよくて、非常に満足感が高いです。あと、読み込み速度250MB/sのSDカードも購入しましたが、PCへの読み込みが超早くなって非常に快適です。でもイギリスに来るときに無くしてしまったので今は新しいのを買っています。SDカードは大切に扱いましょう…

5月

5月はポートフォリオの製作とBraceBracketの機能拡張をしつつ、Blenderを始めたりしました。

ポートフォリオは英会話の先生に20–30ページくらいで良いと言われていたのですが、要項の「幅広い分野を見せつつ、プロセスやコンセプトも説明しなさい」みたいなことに従っていたら削ったはずなのに最終的に64ページになってしまいました。長すぎる…とはいえ自分の書体で組めたし、新しく物撮りをするのは楽しかったです。公開はできませんが、見たい方がいらっしゃったらお声がけください…

少しファン活動もしつつ、KENさんのメンバー鯖でBlenderを勉強する取り組みがあったのでBlenderも少し始めました。元々やってみたいと思っていたので、これからも深めていきたいと思っています。最近は全然できてないんですけどね…カメラの値とかをいじれるのが現実とリンクしていて楽しいです。

森道市場の写真。出店も多くて楽しい。森道市場の写真その2。東京から出店している中華が美味しかった。森道市場の写真その3。デザートも。

また、始めて音楽フェスにいきました。森道市場というフェスに行ったのですが、自分が今年一番聴いたアーティストらしいchelmicoのライブは最高でしたし、ご飯も美味しく、ラップやDJなど新しいカテゴリの音楽にも触れられてとても良い経験でした。やっぱライブって最高ですね…
また、5月末にひっそりレディング大学から条件付き合格をいただきました。

6月

6月は3度目のIELTSがありつつも、スマブラのコミュニティ大会西武撃のデザイン、BraceBracketのWeb版の開発などをしており、どっちも両立するのがなかなか大変な月でした。特にIELTSは感触があまりよくなく、「今年留学できなかったらどうしよう…応援してくれる人に申し訳ないしダサすぎる…」みたいなことを延々と考えてしまっていました。

東京、丸の内で食べたお肉 丸の内のホテルのカフェで食べたスイーツ、非常に美味 友人内で「聖地」と呼ぶシュラスコ 久々のボウリング SSS Re\arise展。

またも東京旅行。今回はまず有馬さん、Nivirusくん、後藤くんと一緒にご飯を食べにいきました。美味しいお肉とスイーツを食べつつ、その後は蔦屋書店やgggで展示を見て、次の日には友人と銀座でシュラスコを食べて買い物に行ったり、公園で和んだりした後、大学生のノリでボウリングを。その後にはサイゼリヤに行ったんですけど、サイゼリヤってマジで美味いですね。カスタムレシピを試したんですが値段の割に満足度高すぎてすごかったです。最終日には大瀧さんと阿部さんと中華を頂いた後、SSS Re\ariseを見て帰りました。お二人にはいつも助けられていて、話すたびに元気をもらえます。展示の方は、イラストだけでない色々な表現がアツかったですね…

7月

7月は今まで準備してきたことが実った月と言えるかもしれません。コミュニティ大会西武撃のデザイン、BraceBracketの発表、IELTSスコア獲得、岐阜と北海道旅行と、充実しまくってましたね…

まず、7/3に始めてデザイナーとして関わったスマブラSPのコミュニティ大会、西武撃がありました。IELTSの準備もしつつワンマンだったのでかなり前日までギリギリの制作をしていましたが、なんだかんだうまく行って良かったです。当日は現地に行って大会の雰囲気を楽しめましたし、EGSさんと会ったり、KENさんに挨拶できたので良い経験でした。
次の日は大学の先輩と会って一日スマブラとかボードゲームして遊んでました。

BraceBracketはベータ版の発表の後、エンジニアのとーふとふさんとはえぬきさんが入ってくださり、爆速で開発が進んでいきました。色々と話し合いもありつつ、EGSさんの協力もありWebという扱い安い形式で、しっかりとホームページも作り込み公開できました。現状、日本中色々な大会で使っていただいておりありがたい限りです。

3回目のIELTSで問題文を理解し間違え、スピーキング5.0という大爆死をした後、7/10に最後のIELTSを受けました。西武撃の後の5日間ひたすらスピーキングを対策し、当日経験のないことについての質問がきて物語を捏造したもののなんとか十分なスコアを取ることができました。この時の嬉しさがツイートから伝わってきますね…本当、留学する人は早めにスコア取っておきましょうね…詳しくはこちらの記事をご覧ください。

トヨタ産業技術記念館 白川郷。とあるアニメの聖地らしい。 飛騨で食べた飛騨牛と日本酒。 北海道大学の旧校舎。 函館、五稜郭。

7月の最後には高専の同級生と地元を中心に色々と回りました。最初の日には名古屋のトヨタ産業技術記念館と大須にいき、2日目は白川郷と飛騨高山へ、3日目は地元で美味しい食事を。白川郷はなんかのアニメの聖地だったらしいです。
その後にはすぐ家族と北海道に旅行に行きました。北海道は3回目くらいなので札幌はだいぶ慣れてきましたね。北海道大学の旧校舎や、初めての函館で美味しいものを食べたり、五稜郭を見たりと、とても楽しかったのですが、思ったよりは涼しくなくて辛かったです…北海道のお寿司が恋しい。

また、7月はElgato HD60 S+とCam Link 4Kを買ってTwitchの配信を始めました。今でも配信に使っていますし十分働いてくれています。ちゃんとしたところのが安心ですね。

8月

8月はビザの手続きをしつつ、配信をしたりスマブラをしたりお気楽ムードで遊んで準備してましたね。ビザの手続きは間に合うかわからず、必要な書類もよくわからず心配で結構焦った記憶があります…

KENさんのマリメ対抗戦のレイアウト

BraceBracketをリリースしたことで、KEN鯖の鯖内大会にスコアボードを用意したり、仁義という大会にデザイナーとして参加したりしました。こういう内輪の大会にスコアボードを制作するのはとても盛り上がって楽しいですね。特にKENさんのマリメ対抗戦はシステムもうまく組めましたし、とても盛り上がっていたので嬉しかったです。

自分が作っていた皿。 自分が作っていた皿。 自分が作っていた皿。

8月の末ごろから出発前の挨拶をし始めました。手始めに京都に行ってBrian Enoの展示を見て、高専の同級生とカフェに行き、行ってみたかったギャラリーVOUに行きました。内装もTシャツもめっちゃ良かったですね…

9月

9月はいよいよイギリスへの出発ということで、前半はお世話になった方々に挨拶をし、後半はイギリスで生活に適応するのに全力でした。

吉祥寺の商店街。 新宿御苑。めちゃ広い。 新宿でキスケさん、小原くん、荒川さんと食べたパフェ 新しく作った書体とスタイルを使った名刺。 久々のムサビ、なつかしの10号館。 スマブラの大会、スマパ!。 自分が作っていた皿。

東京の挨拶回りでは、白井先生にご挨拶したり、大学の友人とケーキと中華を食べて祝ってもらったり、コミティアでTwitterでFFだった方々にご挨拶させていただいたり、大成パイセンと先輩方とご飯食べて遊んだり、小原くん、キスケさん、荒川さんのBALCOLONY.の方々とパフェを食べたり、関口さんと吉竹さんとお話ししたり、李禹煥展を見たり、有馬さんをはじめとしたオンスクの方々にご挨拶したり、ムサビに行ってNivirusくんと小柴くんに会ったり、上野でWHO ARE WEを見たり現代美術館でジャン・プルーヴェ展を見たり、スマブラの大会スマパ!に行ってKENさんと真央さんとEGSさんにご挨拶したり、大瀧さんと阿部さんと焼き鳥食べたり、なめサンとお寿司をいただいたり、高専の同級生とご飯を食べたりといろんな人にあってご挨拶してご飯をいただきました。改めて自分はいろんな人と縁を築いてきたんだなと感じつつ、応援していただいている分頑張ろうという気持ちになりました。やっぱり人に現実の合うのって最高ですし、やっぱ自分ってこういうコミュニケーションが好きなんだなーって自覚しましたね。早くコロナ終わってくれ〜

中部国際空港。 ドバイの空港。めちゃくちゃでかい。

そしていよいよその後すぐ出発。中部国際空港で家族に送ってもらった後、成田で6時間ほど待ったのですが、友人が2人きてくれて、他の大学の友人とも通話をして別れを惜しみました。自分はこういうとき泣かないだろうな〜と思っていたんですが、いざゲートを通るときは涙が止まらず、飛行機に乗った後も思い返してはずっと泣いてしまいました。でも泣けるほどの関係値を日本で作ってきたんだなと思うとそれはそれで良かったなと思います。その後ドバイで10時間待ったりもしたんですが、なんとかイギリスに到着してからはうまくやっています。日記の方にも記事があるのでよければどうぞ。

こっちにきてからも西武撃Risingのデザインをしたり、自分のTwitchのスタンプアイコンを作ったりしてました。配信にやたらハマってましたね…

こっちにきてからは生活のためにLGの4Kモニター(27UP650-W)やAnkerのMagGoを買ったり、拭き取り化粧水を揃えたりしています。こっちは日本の洗顔と違って拭き取り化粧水がメインらしいんですが、手軽かつ肌の荒れも起こってないので良い感じです。

10月

10月は割と序盤にコロナウイルスに罹ってしまい、咳の後遺症を引きずったまま終わってしまいました…あと、10月から死ぬほど原神にハマってめちゃくちゃ原神をやっていました。

とはいえ大学のカリグラフィワークショップ、ギリシャ文字ワークショップ、彫刻のワークショップなど自分の知らなかったいろんなことに触れられるのがとても良いですね。

ラップトップスタンドを買って構築された自分のデスク。

9月にもIKEAのオンラインで注文した商品である程度環境は揃えていたのですが、足りないものもいくつかあったので市内のIKEAに直で行って、色々と買ってきました。特に、ちょうど9月始まったOBEGRÄNSADコレクションがとてもよく、ラップトップスタンドとタブレットスタンドを愛用しています。また、スピーカーも買ったんですが見た目がよくコンパクトながらいい音なので満足感高めです。

11月

11月は卒業プロジェクトの企画書を書いたり、アラビックワークショップ、Glyphsワークショップ、Fred Smeijersさんの授業、イタリックワークショップなど大量のワークショップに忙殺されていました…裏で西武撃の作業もしていましたが、なんもできずに終わってしまった感じです。

11月も引き続き大量のワークショップが詰め込まれていましたが、それも新しいことに触れるばかりで、またFred Smeijersさんといった憧れの書体デザイナーの授業を受けたり質問をできたりするのは非常に良い経験でした。同時に自分のプロジェクトをどうしようかという迷いもあり、考えることは多いです。この頃は平日はワークショップで疲弊して帰ったからはダラダラして一日が終わり、土日は配信という感じで生活していましたね。

IKEAで買った椅子とラグ、ワゴン。 Black Fridayで買ったアウター。可愛い 同じくBlack Fridayで買ったスリッパ。冷たい足場に最適。

11月は結構冷え込んできていたので、環境をよくするべく椅子を買ったりワゴンを買ったりアウターやスリッパを買ったりしてました。どれもお気に入りでよく使っています。

12月

12月は早めに学校が終わって、ロンドンの博物館でアラビックのものを見たり、配信したり本を読んだり授業の発表のために準備したりということを延々繰り返して日々を過ごしています。自分自身に立ち返ったことでメンタルを落としたりしてますがあっという間に今年が終わりそうですね。

知り合いの配信者さんのクイズ企画のレイアウト。 KENさんのファンメイド壁紙。 EGSさんの企画、スマ納めのアートボード。

12月は最初に西武撃12があり、新しく加わったデザイナーのふぁーむさんとsugaさんと一緒にいろんな試みをしました。詳しくはこちらの記事を見ていただくのが良いかもしれませんが、11の時よりもパワーアップしたクリエイティブを見せることができて良かったです。他には、いちみんさんという自分が応援している配信者さんのクイズ企画のためにBraceBracketを改造したレイアウトを組んだり、KENさんの誕生日に配信ネタを詰め込んだ壁紙を作ったりしてました。割と使ってくださる方も多く嬉しい限りですね。あと、EGSさんの企画のスマ納めの文字とサムネを作ってたりしました。まだまだ修行の足りなさを感じる…

あと12月はご飯を作ったりケーキ作ったりも色々してましたね。ハウスメイトがパーティをよく開くので自分はケーキ担当になりつつあります。ケーキは手順通りにやればメレンゲ立てる以外は基本簡単ですし、それでも改善点が毎回見つかって次回はもっと上手くやろうと思えるので良いですね。また、大曲さんにお肉のスライサーを教えていただいたことで鶏肉オンリーの生活にようやく豚肉が加わりました。塊肉を買ってきて皮を剥いだ後、半冷凍にしてスライスしています。豚肉、美味すぎる…端っこはなめサンに教えていただいたレシピで角煮にしました。角煮、美味すぎる…

また、部屋の窓から視線を遮るために観葉植物を迎えたり、12月は-8度とかになるくらいめちゃくちゃ寒い週もあったため、クリスマスのセールでスニーカーやあったかいダウンを買ったりしてました。とはいえこのダウンはめちゃくちゃ愛用しています。あったかい服は正義!

2022年のまとめ

こうして振り返ってみると、受験もありつつも色々やったり旅行してたりして楽しそうですね。とはいえまだまだ作りたいもの、やりたいことはやりきれていないので来年はより飛翔の年にしていきたいです。2022年のWolphtypeをありがとうございました。2023年もどうぞよろしくお願いいたします。

あと、来年の初めにはムサビの卒業制作展があります。自分の後輩のNivirusくんと小柴くんが展示をするので是非見に行っていただきたいです。マジで最高の二人なので是非行ってほしいです、本当に。

デザイナー実績レース

さて、2022年を振り返ったところですが、ちょっとネガティブな話です。最近知り合ったデザイナーの方の今年のまとめ記事を見て、若くしていろんな大きいお仕事をされていて素晴らしいなあと思いつつ、自分が新卒の頃を思い出しました。正直2022年は準備で一杯一杯の年で、イギリスに来てからは天気や言語のギャップがあり結構な頻度でネガティブになってしまって、自分の実力の足りなさや、グラフィックやWebなどいろんなことをやりたいのにやれてないことに落ち込んでいました。

実は自分は、一昨年くらいまではMVとか、配信画面とか、作字とか、そういった仕事をされているデザイナーさんに対抗心を燃やしてなんとか自分を保っているところがありました。この界隈はとても若い方が多く、悔しさと羨ましさを力に変えていました。徐々にそういった方々とお話ししたり挨拶する機会があり、受け入れていけたと同時に、自分のその界隈への憧れを自覚し、同時に自分の実力のなさを感じるようになりました。学生の頃も色々できたはずですが、結局のところ自分はやってこなかったという、「できなかった」のではなく「やらなかった」という事実。自分も色々やりたいけど、同時に実力が伴っていないという苦しさ。大学院を卒業した後に自分は働けるのか、日本に帰った時仕事をくれる人はいるのか、そういったことを考えてここ数週間は落ち込んでいました。

こう言った人と比べて落ち込む理由の一つは、言うなれば「デザイナー実績レース」に参加しているからではないか、と近々気づきました。「デザイナー実績レース」とは何か?特にサブカル方面では、作品に関わったデザイナーの名前が出ることも当たり前になってきました。SNSを見るといろんな人が「担当しました!」とツイートしています。でも、実際のところSNSと自分は多対一。フォロー全員の作業量と自分が釣り合うはずもないんですよね。また、自分も働いていた頃は実績を呟かせていただいたりしていましたが、今は留学している学生。もちろんこの環境でもお仕事をいただいて働くことはできますが、本分の勉強に集中するべきでもあります。デザイナー実績レースとは、「他の人のやっていることが輝いて見えるが故に、自分もたくさんやって実績を出して価値を認めてもらわなければ」といった焦りです。つまりクリエイター版隣の芝は青いってやつですね。
なので、実績を紹介して自分(自己肯定感)を保つ「実績レース」から、自分はさっさと抜けるべきなのに未だ自分は参加した気持ちでいるのです。このレースから抜けて制作を出来るのが一番ですが、人間そう簡単に感情をコントロールすることはできません…

じゃあ、これからどうすればいいのか。単純な話、数年後の実績レースに参加するために力を蓄え、手を動かし続けるしか答えはありません。そして、たくさんのデザイナーの方々と話して悩みを共有したり、考えを伺ったり、そういったコミュニケーションの中で感情の折り合いの付け方を見つけ出していこうと考えています。

こんな感じで、自分が落ち込む理由の1つを見つけられたという話でした。自分は話すの大好きなので、もし話したい人がいたらお気軽にお声がけください。それでは、2023年も頑張っていきましょう。良いお年を。