こんにちは。いつも通り、あっという間に年末。もはやいつものコンテンツとなりつつあるが、今年も振り返っていきたい。むしろ、いつものコンテンツだからこそ、日常のいろんな経験がああ、これは振り返りに書きたいな、と思えることもあって嬉しい。今年は表題の通り、頑張っていくぞと思ったら会社がなくなってしまい独立することになってしまった。ようやく腰を据えて頑張ろうと思ったらこれで、相変わらず自分の人生にじっくり取り組ませてくれない。言い訳かもしれないが。
思えば、独立してほぼ1人で暮らして、家族も友人も近くもいない状況は初めてで、いろいろなことを考えてしまったり、寂しくなったり、友達が欲しくなったりした。色々頑張った気もするが、何もしてない気もする。
(12.31追記)やっぱり間に合いませんでした。日本でのあけおめツイートを眺めていて思ったけど、できる人はちゃんと収まるように書き切っているし、できる人はこんな駄文を何万字も書いてる時間であけおめ画像を作っているんだよな。こんなんだから俺なんだろうなと思いました。
以下、記事内リンク。
→月々の振り返り
→ベストバイ・ハマったもの
→自省・考えていたこと
今年の年初に書いたリストを振り返ってみる。
墨とPathはちゃんと続いている。つい3日前にも収録をしたばかりだし、録りたい人もたくさんいる。再生数もそれなりに伸びていて嬉しい。この前リキャップが届いたが、なんだかんだStroke.1が一番聴かれており、リスナーの方が一番聴いているアーティストは星野源らしい。来年も頑張りたい。
旅行は行きまくった。日本、オランダ・ハーグ、デンマーク・コペンハーゲン、イギリス・ロンドン、フランス・ニース→モナコ、香港、また日本、ドイツ・シュトゥットガルト→フランス・ニース→ルクセンブルク。8回の旅行、9カ国。独立して時間もあったし、状況を話すとむしろ楽しめばいいんじゃないかと言われ、それに従った形。いい経験だった。
Webサイトはまあ、作り直せていない。一応Figmaにワイヤーフレームはあるのだが、そのための書体のDoppoを作っていたら終わってしまった。実装自体はそこまでだと思うけれど、いかんせんデザインが難しい。顔になるものだし。
カンファレンスの発信は微妙なところだ。Twitterに投稿はしていたけど、ブログにしたり動画を作ったりはしていない。一応Osmo Pocketで動画は撮っていたので、ちゃんとまとめたいところ。日本人で参加している人は多くないし。
ブログはまあ書いてはいたけど、思っていたものは書けていない。本来の意図は書体デザインのことだったと思うので。ただ、書こうと思ってもその前にWebサイトを作り直さないと…と考えてしまって、なかなか手が動かない。
スマブラコミュニティ大会デザインは、篝火13, 14に参加したので十分だろう。年末のスマ納め、来年のDelta x 西武撃はあまり関わらず見るだけにしている。だが、それはそれで寂しさもあるのだが。
フランス語の勉強は、前の会社に勤め続けるなら勉強しようと思っていたが、独立して拠点をどうするか考えている今、フランスに滞在する理由もなくて行うことはなかった。一応Duolingoのストリークは230日くらい続いているが、単語が多少増えるくらいで言語を覚えられるようになるアプリでもない。拠点に関しての話は最後に。
作りかけの書体…完成していない。これはシンプルに怠惰で、反省。
投資も会社がなくなってそれどころではなくなった。なので全部旅行に使った。
Starfieldはプレイできなかった。ただ、他に積んでいたゲームをたくさんクリアしたので、まあOKだと思う。
Instagramは8月か9月くらいから、週1であげようと頑張っている。実際には上がっていないが、まあ多少は上げている。自分なりに。継続できればいいのだが。
Cavalryは一回Instagramで投稿したっきり使っていない。というか、使う機会がない…
日本からの仕事は独立の際にいくつかいただくことができて、本当にありがたい。ただ、現状ほとんどが日本からの仕事で、日本円で稼いでユーロ圏で暮らすのは非常に苦しいので、悩ましいところだ。
運動は3月くらいから5月まで行っていた。3日に1回、筋トレとランニング。ただ、忙しくなって継続しなくなった。再開したいのだが…なかなか動き出せず。
卑屈と偏見はまああんま変わってないと思う。自信とはなんなのか。とはいえ、日本に帰った時にいろんな人と話して、感じたことはある。
達成率はそこそこといった感じか。そもそも状況が変わって、年初に考えていたものとは違うのでそれどころではなかったりもしたが。ただ、自分が達成できるラインがわかるようにはなってきた。
鍋を食べて年越し。フランスでの年越しは初めて、海外の年越しは2022→23のイギリスぶりの2回目である。日本が先に年越しで盛り上がっているのを見て少し寂しい気持ちもあるが、そもそもフランスでは年末年始休暇などないし、12月31日まで働いていたためむしろタイムラインで年越し感を思い出すことができた。考えてみれば1人で年を越すのは人生26年で初めてだった。いつもは実家にいたり実家に帰省していたり、卒制で忙しかった大学四年の時も友達を呼んで作業したり食べたりしながら年を越したし、イギリスの時はハウスメイトがいたし。1人の年越しは少し切なかった。
スマ納めの振り返り記事が長引いた影響で、2024年の振り返りが書き終わっておらず、年始はずっとそれを書いていた。結局パブリッシュしたのは4日で、5万字を超えているらしい。タイマーで測りながら呼んだら1時間かかった。果たして、今年の記事はどうなるやら。
1日は有給をとったものの、2日からもう仕事開始。平常運転。2日は後でベストバイに載るAcne Studiosのジャケットが届いたり、3日には服の防虫のためにLe Bon Marchéという左岸の有名なデパートに行って、イタリアのブランドSanta Maria Novellaで蝋のタブレットを買ったり。これはかなり部屋の香りがいい感じになっていい買い物だった。買い物の前にサンジェルマンの一風堂に行ってみようとしたが、ありえん人が並んでいて諦めてTran Tran Zaiの担々麺にした。
4日はAppleのGenius Barで無料のバッテリー交換をしてもらった。70%から100%に。近くのパン屋に行ったら、日本人の観光客の方が困っていたのでちょっとだけフランス語でお手伝いをしたり。
5日はパリにいる数少ない日本人の友人と新年会。確か20区にある店で、鴨が美味しいお店。前菜からデザートまでいただいたがとても良かったし、新しく買った服を試せて嬉しかった。
6日、会社に行ったらガレット・デ・ロワ(王様の菓子)を出してくれて、みんなで食べることに。1/6の公現祭の日に食べる習わしらしく、等分された中の1つに陶器の人形やコインが入っていて、当たった人は王冠をもらい、一年幸福が続くと言われているらしい。それで、みんなで食べていてなかなかみんな当たらないなと思ったら自分だった。ちょっぴり恥ずかしいような。幸せは一年続いたのかな。
7日にはWork LouderのNomad [E]が届いて、この日から1週間ほど使っていた。そして、あまりの合わなさに諦めた。これに関しては最後に述べたいと思う。
あと、年末年始はアサシンクリード ミラージュをプレイしていて、この頃クリアした。昨今のオープンワールドアサクリに比べるとかなりコンパクトだったが、往年のアサクリ感は良かったと思う。
フランスはブランドの在庫処分セールの時期が国によって定められており、Soldeという名前で冬と夏にそれぞれ一斉に行われる。決まった期間なのは消費者としても買いやすくてありがたい。そして、またSalomonで帽子とスニーカーを、Acneでマフラーを買ってしまった。どれもベストバイなので後述。
12日は自分の誕生日だったが、休日だし特に予定もなかったので、1人で近くのカフェに行ってステーキとティラミスを食べた。ティラミスがデカかった。来年は何を食べようかな。
一月の後半に日本に一時帰国することが決まっていたので、前半はほぼその準備でお土産の紅茶やお菓子を買ったり、後輩には本やZINEを買ったりした。今回はあまりに会う人が多かったので、会う人とお土産をスプレッドシートで管理していた。我ながら何をやっているんだろうという感じもありつつ。ただ、自分もお気に入りのクレープの焼き菓子は非常に評判が良い。あとは滞在許可証の更新もあり、それも予約がなかなか取れずバタバタしていたがなんとかなった。滞在許可証の更新と、後半の日本滞在に関しては以前記事を書いたので、そちらを見てもらった方がいいだろう。お土産スプレッドシートは40行くらいある。しかも、人によっては会でまとめてたりするからあった人は50–60人くらいになるんだろうか。こわ。
2月も中旬までは日本に滞在していたので帰省の記事を読んでもらったほうがいいだろう。2月は大体地元の岐阜に帰って、リモートで仕事したり大阪に行って吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマン展を見に行ったりオフ会したりしていた。風邪引いたりもしたけど。
帰省中のことで触れておくことがあるならばコミティアの出展だろうか。初めてこういったものを作って出したけれど、まあ留学一年を文に認めるのは全く間に合わず、3ヶ月分のみになってしまった。いつか完成させたいけどするかどうか…ただ、出す経験はすごく良かったし、おそらく僕を知っている人しか基本買いにこないのもあって事前に知らせてくれた人や知っている人、また知らない人も買ってくれたり声をかけていただいたのはとても嬉しかった。出展に際しては道具や必要なことなど小柴くんに頼り切りだったり、前日に有馬さん宅に泊まらせていただいたのだがその時に追加で必要そうなものとかアクセアでの印刷の手配のアドバイスなどをいただいて頭があがらない。自分はグラフィックデザインという行為は何か素材があり、それを魅力的にしていく行為だと考えているため、こういったものを出すのはなかなか難しいと考えていた。なので、レタリングをしたり、イラストを描いていただいたり、文を書いたりといった何らか素材を作る作業が必要だと思うのだが、自分がレタリングをやってもなあと思っていた。ただ、海外に住んでいること、旅行をよくすること、写真を撮ることは自分ならではなら今後活かせそうだなと感じている。次のテーマも思いついたので、ぜひ機会があれば出したいと思う。
自分の出した回はあまり知っている方の出展はなかったのだが、数人はいたので挨拶をさせていただいた。その中でひかがみひなみさんに初めてご挨拶をさせていただいたのだが、その時に「言語化が好きなんですね(みたいな感じだったと思う)」と言葉をいただき、そうか、俺って言語化が好きなのか(もしくは、そう見えるのか)…と気づき、この言葉はこの一年何度も反芻して自分についてを考えるきっかけになった。
パリに帰った日あたりからナンシーでAutomatic Type Designというカンファレンスがあったのだが、流石にスケジュール的にいけなかったのは残念だった。ただ、内容もかなり技術寄りだったので難しそうでもあったが。3月にはFontstand Conference, 4月にはATypIがそれぞれオランダのハーグとデンマークのコペンハーゲンであったので、帰ってからはすぐそれらの移動手段と宿を確保した。どっちも高いの何の…
2月の下旬は主にスマブラの対抗戦イベントの関東オフドカ部vsR8000対抗戦のデザインと、お声がけいただいていた風音島の記事のためのリサーチ・執筆を主に行なっていた。
3月は日本に帰ってきていたものの、なんだかんだ色々作るものがあったりいくところがあったりで忙しかった印象。筋トレとランニングを始めようと色々準備していて、デザインが結構好きで一回履いてみたかったonのCloudvistaというランニングシューズを購入した。実際のところはトレイルランニングシューズなのだが、軽いのでランニングも行けるらしい。トレイルランニングもいつか行ってみたいとは思っている。ホワイトベースに透けるようにオレンジが見えていて、テックな感じの印象で格好いい。2日には、パンツや靴下を買いにパリ近郊のアウトレットのOne Nationに行って色々揃えたけど、後にパリ市内のDecathlon(フランスのスポーツメーカー。日本でいうとアルペン的なイメージか)のプライベートブランドの方が断然安くてショックではあった。とは言え、そこから週2, 3程度で筋トレとランニングを始めた。自重トレーニングを3箇所、その後のランニングは近くのルクセンブール公園の周りを1周、大体20分くらいか。
4日、こっちにきてからたまにタイムラインに漫画が流れてきていた漫画家のひのさんがピレネー山脈での山岳サイクリングの経験をもとにした個展「Hino Randonnée」をパリで開かれるという情報を見かけて、行ってみることにした。元々知っていたわけではなかったが、同じ時期にフランスにいるのも何かの縁かと思って。会場では現地での友人と話されており、入ったら色々とサイクリングのことや絵のことを解説してくださり、前の仕事のことや自分の仕事のことも話して、楽しい時間を過ごした。絵を描いている紙もパリの森から採取した枝で作った和紙に描かれている。山脈横断を併せて、自分よりずっと密度の濃いヨーロッパ生活をされているな…と感じた記憶がある。僕の後に入ってきたお客さんも近しい業界だったようで、その場で話しかけなかったが後々Twitterで見たら知り合いの知り合いだったりもした。ひのさんは最近は出版社を立ち上げられており、陰ながら応援させていただいている。
この頃ストリートファイター6の1年の集大成であるカプコンカップとSFLワールドチャンピオンシップもあって、それも配信で手に汗を握りながら視聴した。惜しくも準優勝ではあったもののチリの16歳の超新星ことBlazくんを知ることができて今年応援する楽しみになったし、SFLでは僕が一番応援しているカワノさんの圧倒的な活躍によってGood 8 Squadの優勝をみることができて、最高の観戦体験だった。特に最後の0-2から3本連取による勝利は心臓の音が聞こえるかのようだった。今年は残念ながら日本リーグのプレイオフで敗退となってしまったので、来年に期待したい。
あとはこの辺りでモンハンワイルズを始めたり。ストーリーは賛否らしいが、自分はストーリーは過去一番良かったと思う。ムービーからのシームレスな移行、今までのモンハンとは違う濃密なナラティブ。結局のところ装備集めとマルチしか個人的に楽しみがなかったモンハンに、ストーリーが加わって僕としては非常に嬉しかった。一方、僕が愛用していたハンマーはあまり強くない…というかかなり弱い評価だったのは残念。操作も前作よりかなり単純になってしまったし。後半は弓ばっか使っていたけど、結局DLCが遠すぎてあまり長続きすることはなかったのは、世間の評価と一致していると言える。
14日からはオランダ・ハーグのFontstand Conferenceへ。ハーグは書体デザイン業界にとっては有名な街である。何故かと言ったら、書体デザインを学ぶにあたってまず名前が上がる二大学府のうちの一つ、王立芸術アカデミー(KABK)があるからだ。オランダはアムステルダムなどには行ったことがあったがハーグは初めてだった。夜行バスに乗って早朝ハーグに到着。まずホテルに荷物を預けて、パン屋で朝ごはんを食べ、近所の公園や宮殿を散策。途中カフェで時間を潰したりしつつ、マウリッツハウス美術館を見たり本屋に寄ったり。ハーグはちょうどいい人の多さで、英語も通じるし街もコンパクトでかなりいい。建築もかっこいい。Twitterで前見かけた気がするが、オランダの建築のかっこよさは王道というよりも少しズレているアバンギャルドなモダンさがあって、そこが造形心をくすぐられる。後、街中ではベンチが折りたたみ式になっていたのが面白かった。
昼からは希望者が参加するワークショップに参加して、DinamoのデザイナーRoberto AristaさんのPython、具体的にはDrawbotのワークショップに参加した。スクリプトである程度慣れていたりしたのもあって結構楽しかった。その後はあまり使っていないが…講義中、自分は結構できていたし周りの人にもっと話しかければ良かったなと後悔している。終わったあとは、隣に座っていたドイツの大学生の子と仲良くなって、大曲さん、Glyphsの開発者RainerとFlorianと合流してご飯をいただいて、夜のカンファレンスのオープニングと基調講演に向かった。今回の会場は教会をもとにしたイベント会場で非常におしゃれだった。オープニング後はTypeTogetherによるGerald Unger Scholarshipの表彰と懇親会があったが、自分は他に日本人の参加者や知り合いもほとんどおらず、全体通して大曲さんにおんぶにだっこというか、ひよこみたいについていくばかりだった。色々な人に挨拶できたのは良かったが、申し訳ない気持ちも強い。挨拶をするにしても自分を説明する材料が足りなくて、自分のアイデンティティを持たなければと危機感を持つきっかけにもなった。
2日目は丸一日トーク。Fontstand Conferenceは1日半で終わるコンパクトなカンファレンスで、10個ほどトークがあり、大体3つか2つごとに休憩が挟まれる。登壇者はATypIのような応募制ではなく、主催に招かれた人だと思われる。タイポグラフィ系のカンファレンスは眠くなりがちなので、休憩ごとのコーヒーは欠かせない。面白かったトークをあげるならば、やはりTobias Frere-Jones氏の市の書体を地下鉄などの文字からフォントにしていく王道のトークか、Cadson Demakの2人によるキーボードのためのタイ文字のフォント制作についてのトークだろうか。昼には大曲さんとビャンビャン麺の店に行ってパーコー麺を食べた。大曲さんが旅行先でラーメンを食べると言っていた意味がその時はあまりわかっていなかったが、今ならなんとなくわかる。トークが終わったあとは別会場でアフターパーティだったが、話せる人も数人しかいなかったので大抵は暇な時間を過ごしていた。アメリカからわざわざきていて、自分も使っているFont
Prooferの開発者であるPeterと話せたのは嬉しかった。日本ではいろんな人と話せるのに、海外に来るといわゆるコミュ障になってしまうのはずっと課題だ。単純な英語のスキルもあると思うけど、今思えば日本ではある程度知ってもらえるようになり、その部分に甘えてしまっているんだと思うし、同時に相手のことをあまり知らないから何も話せないんだと思う。日本でトークショーとかに行き始めたくらいに立ち戻って自分のものを紹介できる見本帳を作ったりした方がいいと思うし、このカンファレンスから会った人を逐一メモして後で調べてScrapboxにまとめるようになった。
カンファレンスが開けた3日目は大曲さんと街を散策した。コーヒーを飲んだ後、広場で鳥を撮ったり、Underwareのメンバーの図書館に伺ったり、rijksmuseum Huis van het Boekという本の博物館に行ったり。そこでは写本や活版印刷といったベーシックなものから、オランダの教育現場で文字を書くのに使われた道具の紹介などもあって楽しかった。最上階が活版印刷工房となっており、書体を選ばせてもらって刷っていただいたりもした。
その後、大曲さんと現地のハンバーガーチェーンでお昼を食べて解散。自分は公園を散策したり、図書館を見に行ったり。公園は鹿がいた。あと、ハーグでは自転車を漕いでる人たちの箱が独特で面白かった。夕方ごろには早めにパリに帰るEurostarの出発駅であるロッターダムに向かった。この旅行中に2月でも触れたスマブラの対抗戦のデザインや実装をやらなければいけなかっためかなり疲れも溜まっていて、ロッターダムで観光をする気にはなれず、駅のスタバで時間を潰して帰った覚えがある。思えばこれが雑旅行の始まりとも言える。3日間というコンパクトな旅行だが実りのあるものだった。
3月の後半は実家のDMをやったり、Typothequeのタイ語のトークやWords of Typeのギリシャ語のトークを聴いたり、墨とPathのStroke.2の編集をしたりその過程で音について学んだりしていたら終わっていた。日本デザインセンターで最初に携わらせていただいた仕事であり、告知させていただくものの中では最後になるSYNDUALITY Echo of Adaの欧文制作の告知ツイートもした。3月はキスケさんや竹内さんといった存じていた方々がBALCOLONY.さんから独立されたり移られたりして、動きを感じる月でもあった。
また、Podcast収録の中でここ数年使っていたRØDEのNT-USB Miniではコンデンサーマイクなためノイズがかなり入ってしまうし、スタンドもないしで自分の音源にかなり改善の余地があったため、いろいろ吟味した上同じくRØDEのPodMicとElgatoのWave Mic Arm LPを購入した。マイクはPodcastageというチャンネルでいろいろと見て、ShureのMV7なども人気だが流石に自分にはハイエンドすぎると感じ、白もあるしメーカーとして好きなRØDEを選んだ。元々オーディオIFとしてAudient iD14を持っていたが、XLR端子は使っていなかったためようやくオーディオIFとしての役目を果たした感じ。マイクアームの設置場所は試行錯誤の上、右斜め前に、一本目を省いて二本目だけでつける形で落ち着いた。一本目があるとどうしても横長の物体ができてしまい、存在感もあるし何かと邪魔になってしまう。音は結構いい。ただ、自分の声に課題がまだ多い。
今年一番の大きな動きといえばやはり独立だと思うが、勤めていた会社が畳まれることを聞いたのが4月の1日であった。1週間くらい前に、Slackで4月1日に大事な話があるから全員オフィスに来てくれと言われていて、何の話だろうとざわついていた。もしかして破産したんじゃないかと冗談めかして同僚間で話していたが、自分は流石にそんなことないだろと思っていた。いたんだが。詳しい理由は会ったときにでも聞いていただければと思うが、ともかく続けていくのが難しいということで会社を11月に畳む、そしてそれまでに残っているプロジェクトに関わっていない人から順に退職していくという話をされ、自分は唖然というか、真っ白になった。そんな中でも同僚のみんなは、退職金はどうなるとか、失業保険の話とか、カンファレンスでこれは話していいのかとかをその場で質問していて、切り替えがはええなと思った。頼もしくもある。結論としては、会社の経営都合の退職なので、普通の退職の失業保険よりも割合のいい失業保険がもらえるということで落ち着いた。今もそれで暮らさせていただいている。もちろん所得税を払っていたし。
正直なところ自分はその後1週間くらいも魂が抜けたような感じで、あまり集中できないまま仕事を行なっていた。無理もない。大学院に行っていた時、そしてコースを終えたあと自分の就職先がないことに対しては大きく不安を抱えていたし、やっと就職ができてこの年はカンファレンスに行ったりスキルをつけてフランスに馴染んで行くぞと思っていた矢先にこれだったから。
2日はいろいろある日だった。学園アイドルマスターの花海咲季さんの誕生日もあったし、Switch 2の発表もあった。いまだに手に入れていないが。まあ、フランスならばいつでも手に入れられるので逆に焦っていないのもある。
他、4月の前半は自分の楽天カードが誰かのAppleアカウントに不正利用されていてそれをAppleに問い合わせたり、Redbull Kumiteという招待制のストリートファイター6のイベントがパリにあったから見に行ったり。応援していた日本人選手は割と早めに負けてしまったが、イギリスのEnding Walker選手の試合にとても華があってファンになってしまった。惜しくも準優勝ではあったが。実況解説のアールさんとハメコ。さんにも挨拶して写真を撮ってもらえて嬉しかった。あと日本人の友人と、フランスでよく見ると牡蠣を食べたり。サイズが番号で決まっていて、レモンとかエシャロットのソースで食べる。美味しかったし当たることもなかった。Duolingoを2人ともやっているとのことで自分も始めた。今日まで250日くらいのストリークが続いている。他にはATypIや滞在許可証の更新で出費が激しかったのでこっちの何でも売り買いできるフリマサイトのleboncoinで使ってないものを売ったりタダで渡したり。
4月の後半、22日から28日まではATypI 2025のためにデンマークはコペンハーゲンへ。今回のATypIは運営が割とゴタゴタしていて、トーク内容が開催の1週間前でなかなか厳しかったし。大体前日にワークショップとかスタジオ見学とかがあるのだが、飛行機を予約済みだったためkontrapunktのスタジオ見学には行けず。夕方ごろに着いて、大曲さんや舟山さんと同じ宿をとってまず宿にチェックインした。コペンハーゲンは駅の目の前が遊園地で面白い。あと、セブンイレブンがあるのも面白い。行くことはなかったが。1日目は舟山さん、Ericさん、土井さんとMonotypeの方々と夕食をいただいた。コペンハーゲン、何もかもが高かった。
次の日からはオープニングとトークが始まる。朝、バスで行こうと思ったら大曲さんに遭遇し、大曲さんはレンタサイクルのサービスで行こうとしていたので着いていくことに。ただ、レンタサイクルのアプリを入れていたらコペンハーゲンのハトにフンを引っ掛けられた。なかなかの祝福。コペンハーゲンは人や車も少なめだし、自転車道が非常に整備されていて自転車乗りに非常に優しい街だ。ルールさえ覚えれば何かと便利で、滞在中通してほぼ自転車で移動していた。
初日はオープニングの懇親会があって、市内のホールへ。あまり話すことはできなかったが…終わった後は大曲さんがGlyphsの開発者陣とご飯を食べるとのことでついていった。ご飯を食べ終わってからプラグインの相談で大曲さんが徐にMacbookを開き出して、Georgとずっと話し込んでいたのが良かった。その間、歳の近いFlorianと話せたのは嬉しかった。
トークに関しては、見たものは大体逐一ツイートしていたので4月22日〜の僕のツイートを見て貰えばいい。特に面白かったのは、29LTのPascalによるアラビア語サポートの話、typofixという組版ルールのチェックツール、Font AnalyzerというGUI付きのFont Bakeryのようなフォントチェックツール、Petr van BloklandのBitcountという書体の話、Darden StudioのEbenによるオプティカルサイズについての話、Font Licensing Messという各ファウンダリのライセンス体系のリサーチ、Simon Cozens氏の効率化トークなどなど。正直全部面白かったのでこれもあまり選ぶというほどではないが。
昼は近くでやっていたフードマーケットで食べたり、休憩スペースにあるパンや果物を食べたり。休憩時間は大曲さんについて行ったり、日本からの森沢の参加者の方々や舟山さん、字游工房の木内さんと話したり。特に木内さんとたくさん話せて、書体も見せていただけたりしたのは嬉しかった。あとは今回中国・台湾勢も多く来ていて、justfontの方々や前から相互フォローだったTriones TypeのSimonと話したりできたのは良かった。ただ、後半とかは全体的に孤独であった。せっかくカンファレンスに来ているのでここでしか会えない人と話したいのだが、話すことがないのもあるし知識も薄く聞き力が低い。顔も覚えるのが苦手だし。MATD卒といっても他のMATD卒の人を見ても頭上にタグがついているわけでもないし。自分で実績を出して行ったり、スピーカーにならないといけないなと強く思った。まあ、2026年のオークは応募したものの落ちたんですけどね………つらい。Sigmaの書体を制作していたLetters from Swedenの人とかに会えたのは良かった。さすが北欧。
アフターパーティではMATDの卒業生、在学生といろいろ話せて良かった。お互いの作ったものとか見せあったら、え、すげえじゃんってお互い言い合ったり、苦労とか就職のこととか話し合ったり…なんだかんだみんなかっこよく見えるとか考えていること、感じていることは同じだったりする。
ATypIが終わり、1日半コペンハーゲンを観光。GPTに出してもらった候補や自分で調べたところをピン留めし、足の持つ限り歩き回る。øの用例がいろいろ見れるのが面白い。抜きでøを表しているものとか、縦にスラッシュが入っているのもあり、横切ってりゃ何でもいいんだなという寛容さを感じた。最初は舟山さんと合流してDesign Museum Denmarkに行った。機能主義の時代が面白かったし、企画展も什器とか面白いものが多かった。お昼には近くのピザ屋へ行ったらたまたま日本人のカップルがいて、話を聞いてみると新婚旅行中で、このあとクロアチアに行くとか。なかなか面白い選だった。
その後、がっかりポイントで名高い金魚像(いうほどがっかりでもなかった)に行ったらなんか日本フェアみたいなのをやってたっぽく、コスプレしてる人がたくさんいたり柔道の技をステージでやっていたりして面白かった。デンマークは思っていたより日本との繋がりがある。kontrapunktも日本にスタジオがあるし、でかい無印もある。デザインのセンスみたいなところで通じるものがあるのかもしれない。基調講演のkontrapunktのBoさんも原さんとの繋がりの話をしていた。
コペンハーゲンの五稜郭ことカステレット要塞を見たり、SMK(デンマーク国立美術館)を見たり。ミケランジェロの企画展がやっていて、イーゼルがたくさんあってデッサンできるようになっていたり座るところも多く、憩いの場になっていて良かった。あとロッカーの配色が可愛かった。また、こっちのトイレはほとんどユニセックスで男女の区別がないのも意識の違いを感じる。他にはローゼンボー城を見に行ったり。スピーカーか自分が家でも使っているGenelecで面白い。金かかってる。27日の終わりは街中を軽くウインドウショッピングした。デンマークのブランドはあまり知らなかったけど結構いいのも多い。North Projects, HALO, HAY ET, AY STUDIOなど。街中をふらっと歩いていたらUnityの本社?っぽいのもあった。デンマークスタートらしい。
最終日、28日は引き続き雑貨屋などを回ったり、ショッピングでメッセンジャーバッグと、セレクトショップでなぜかフランスのブランドK-WAYとギャルソンのコラボのライトアウターを買ったり。その後石の古い建物とガラス張りの新しい建物がくっついた国立図書館のブラックダイヤモンドを見たり、建築を見にDenish Architecture Centerに行ったり。アムステルダムの美術館にも古い建物と新しい建物をマージしたものがあったが昔の建築の保全という観点で流行っているのだろうか。実際面白い。そんなこんなで、夕方ごろには空港に行き、フランスに戻った。語り尽くせないが、いい旅だった。やっぱ川がある街はいい。
帰ってきた次の日、滞在許可証の受け取りのためシテ島の警察署へ。フランスは一年めは許可証をもらえず、パスポートに貼ってあるビザが身分証になり、1年のうちにフランス語の学校やフランスの文化・歴史を学ぶ市民講座に行かなければいけない。警察署での受け取りは、時間指定がされていたにも関わらずありえないくらい人が並んでいて、3時間くらい待ってようやく受け取ることができた。普通にパリ全体をカバーするのは無理がありすぎるので分割して欲しい。とはいえ期限が1年だと思っていたら4年なのは良かった。4月はこんなところ。激動である。
4月に比べると5月はだいぶ密度が低い月だった。引き続きleboncoinでいらないものを売りつつ、5月の初めは3月末辺りから取り組んでいた篝火13の作業をしていた。新しく2人ほどデザイナーが入ったので、指示したりFBしたり、全体でFigmaを活用したり。詳しくは篝火の記事を見ていただくのが良いだろう。13に関しては、自分はリードデザインせずアートディレクションだけだったが、それはそれでやりやすかったし、マネジメントとディレクションに集中できて良かった。
自分の会社からの退職は5月末だったので、退職に際して今後どうしていくか、書先輩方に相談したりもしていた。10月末に帰った時にもいろんな人に伺ったが、大体安藤くんなら大丈夫、むしろ時間ができた分夏休みみたいに好きなことしてもいいんじゃないか、ということを頂くことが多い。もちろんお世辞の部分もあるだろうと気を緩ませないようにしつつも、ひとつまみの安心を得られる。そして実際、この一年はゲームと旅行をしまくっている。
篝火がひと段落してからは時間ができたのもあり結構ゲームを進めた。エルデンリングのDLCは止まっていたのだが、一気にやり切った。ラスボスはなかなか強かったが、数時間くらいだった気がする。やはり出血が強い。ただ、エルデンリングにせよアーマード・コアにせよ僕はお気に入りのビルドをずっと使うタイプなので、相手に合わせて戦術をガラッと変えるみたいなことはしていなくて、もっと楽しむ余地もあるのだろう。
エルデンリングの後は空いた容量でThe Elder Scrolls IV: Oblivionを入れた。ベゼスダのゲームはFallout 4ぶりなのだが、相変わらずのアセットのようなモーションの軽さ、古いゲームなのもあるが日本語にした時のUIのアンマッチ感などがベゼスダらしい。英語の方カリグラフィックなゴシックとヒューマスニストの間のようなフォントで表示されるためUIがずっとかっこよかったが、ファンタジーなのもありリスニングにもリーディングにも自信がなくて結局日本語にした。
5月の半ばには、同僚の1人が最初に退職するため写真を撮ったり、仕事の後に飲んで、上司の家に行ってピザを食べたりした。今は1人で作業をしているが、やはりオフィスがあって、人がいるという環境は良かった。もし日本に移るとしても、やっぱり人と一緒に働きたいという気持ちが強くある。
月末、いよいよ自分の退職が近づいてきたので、家で働くための準備としてエアロプレスというコーヒーを淹れる道具を買った。自分は高専の頃親が揃えてくれたコーヒーのドリップ道具一式を持っていたのだが、ドリップという行為がまあ面倒であまりハマることはなくすぐ使わなくなってしまったことがある。まあその時は眠気にも悩まされてなかったというのもあると思うけど、自分は家で作業する時カフェインがないとどうしても眠くなってしまうので、何らかカフェインを摂取しなければならなかった。コーヒーメーカーとか、フレンチプレスとかを考えていたけど、コーヒーメーカーは引っ越す時大変だし高そうだし、フレンチプレスは結構量が入ってしまう。そんな折に大曲さんにエアロプレスを教えてもらって、数分で淹れられるしちょうど一人分できるしで自分にはちょうどよかった。今日までほぼ毎日飲み続けている。カフェオレで。
あと、イタリアのメーカーLagostinaの圧力鍋も買った。主にお米を炊くため。元々実家で使っていたのと同じシンプルなモデルで非常に使いやすい。
5/31にはTypofonderieが主となり、書体デザインの短期コースであるTypeParisに伴って開催されている1DayカンファレンスのNow 25へ。2日前にはレセプションがわりのTDCの展示も見に行った。タイプデザイン半分、グラフィックデザイン半分といったところか。現実の素材を巧みに使ったエクスペリメンタルなグラフィックデザインだとか、フランス政府のためのタイプデザインとか、Sharp Typeの高品質な書体デザイン、Sharp Earth 日本語の開発など面白いトークが多くあった。知り合いがそこまで多くなくてあまり人とは話していない。TypeTogetherのVeronikaさんに挨拶したくらい。
退職したもの、これで自由と言わんばかりに毎日遊び回っているとそのまま働く習慣が失われそうだったので、1日だけ休んで次の日からは会社に行っていた時と同様、一日7時間何かしら作業をするようにした。自分はポモドーロタイマーとしてBe Focused ProというMacのアプリを使っていて、50分作業10分休憩に設定している。本来のポモドーロタイマー周期ではない。これを1日7セット。よく考えたら休憩があるから6時間も働いてないな。
ありがたいことに多言語プロジェクトの和文の相談を紹介していただいていたので、それの準備に5月末から6月の前半は当てていた。見積もりを作る必要があったのだが、1-3などのセットだと実際には使わないだろうグリフを大量に含むので、より実践的なグリフセットを定義する必要があった。そして、そのためには実際に含まれているグリフをデータベース化し、カテゴライズしなければいけない。そのため、Adobe-Japan1のGitHubリポジトリにあるファイルから字幅やカテゴリーの属性を各グリフに付与し、Google Spreadsheetにまとめた。
最終的には、各グリフにCID, 実際のグリフ、カテゴリ、制作にあたっての優先度、Semantic Name, 幅、高さ、1-3及び1-7に含まれているか、Unicode, 常用漢字や人名用漢字、JIS第何水準に含まれているか、どのようなGSUBに対応しているか…といった情報を付与したデータベースができ、既存のかなフォントの文字セットを調べ、それを元に文字をカテゴライズしてキャラクターセットを定義し、1-3と比較しながら見積もりを作成した。これらを作るにあたってはChatGPTを活用しながら、Pythonとかでなんやかんやした覚えがある。
残念ながらこのプロジェクトは通らず仕事には繋がらなかったが、まあ資産にはなったので納得はしている。グリフセットや見積もりを作成するにあたって相談させていただいた方々には感謝を申し上げたい。
後半は、アメリカの書体デザインのカンファレンスTypographicsに付随するタイプデザインのオンラインプレゼンテーションであるTypeLabのためのプレゼン準備をしていた。TypeLabはAmerica, Europe, Asiaの3チャンネルに分かれており、自分はAsiaのオーガナイザーの1人に誘っていただいたため申し込んでいた。内容は風音島の内容と大体同じで、和文のバーティカルメトリクスに関する内容だ。
本当は実際のフォントサイズ調整プラグインを作ってそれのデモを見せたかったのだが、どうもプレゼンに使うフォントがしっくりこない。やはり書体デザインに関する発表は自分のフォントが使いたい。準備期間を2–3習慣用意していたのだが、結局大半を2024年に始めたものの放置していた自身のグロテスク書体、Doppoの開発に費やしてしまった。グリフはなんとか間に合ったがカーニングは間に合わなかったのでスライドにはオプティカルを使った。いつもスライドはInDesignで制作している。
発表はうまく行ったと思う。というか内容が過多すぎて仮にプラグインを制作していてもデモとかしている場合ではなかった。30分に対して136枚のスライド。何かと情報がマシマシになってしまうのはプレゼンでもブログでも課題なので、今後は整理していきたい。今すでに16500文字書いていて言えることじゃないが。
あと、Figma Slidesも試そうとしたけど思ったよりも柔軟性がなくて使えず。モーションがつけられない以外InDesignに穴がない。
Beginningから見ていた機動戦士Gundam GQuuuuuuXが完結したのもこの頃だった。4話くらいまでは貯めてみていたのだが、サイコ・ガンダムあたりから急激に面白くなり始めてその後は放映後すぐ見るようになっていた。Cumuloworksさんのサーバーでたまに作業通話に参加させていただくのだが、のんたんさんと感想を話し合えるのも嬉しかった。シナリオの圧倒的なスピード感、自分たちが毎話予想している内容を当然のように裏切りあらぬ方向に進んでいき、初代のIFやモビルスーツのリデザインなどファンサービスも素晴らしい。自分は初代が好きで、映画の三部作だけ見て周辺の作品はまばらなのだが、それでも戦場の絆などのゲームを結構プレイしていて愛はあるつもりだ。ジオンが好きな自分としては今回のストーリーはご褒美のようで、モビルスーツもどれもカッコよくて満足度100点中180点といったところだろう。終わってしまったのが惜しい。だが、続くのも…といった感情。エグザベ専用ギャン、リック・ドム、ハンブラビ、全部かっけえ。
他には月末、前会社にインターンで来ていて話のあったJoannの作品を見に、パリの大学院で書体デザインのコースであるDSAA Design Typographiqueの卒制展を見に行った。彼とはこの頃Instagramでフランス語でメッセージのやり取りもしていた。自分のフランス語の練習のために。時間もすごくかかるし、今はしなくなってしまったが。
卒制展といっても主に自分たちと家族向けの小規模なもので、昼過ぎには終わってしまうものだった。Joannは非常に硬派な作品を作っていて好きだったのだが、卒制は一転してサビやカビ、金属の腐食を使って字形を荒らした書体とその過程のモーションを制作していた。単純に荒らすだけなら色々な手法があるが、自然現象を使っているのは面白い。
他には、以前たまたまオンラインセミナーで一緒になったNicolasがJoannの友達でちょっと話して、2人とご飯を食べに行ったり。2人とも書体デザインはもちろんグラフィックもカッコよくてよかったです。
TypeLabが終わってからはOblivionを再開したが、ゲームシステムが分かり始めてからハマってしまってずっとやってしまった。他には知人のウェブサイトの開発とロゴタイプデザインを並行してやっていた記憶。
7月の頭は元日本デザインセンター オンスクリーン制作室の先輩方の動きが多い時期だった記憶がある。有馬さんはポリローグ研究室から名前が変わっていよいよ自身の名を冠した有馬研究室を設立へ。横田さんもWebサイト、GarageYokotaBandを公開。志村さんも屋号を携えてサイトを公開された。オンスクでの思い出はまた別の記事で書きたいと思っているが、どの先輩も大きく影響を与えてくれたし、どのサイトもそれぞれの立ち方もカッコいい人たちだ。特に自分がハッとさせられたのは横田さんのサイトで、横田さんは『つぶれてしまった旨い店』という本以降外食のたびにエッセイを書かれていて、僕以上にテキストの人だ。文章もすごいいい。時間の流れの感覚というか、締めがいつもオシャレでかっこいい。そしてそれを前面に出したWebサイトは、デザイナーだからしっかりと、格好つけるということをあまり考えていないような、頭の中の文章をそのまま流しているような感じで、めちゃくちゃ格好良くて好きだった。こういったサイトを見ると、自分も生半可なものは作れないなという気持ちになる。なのでいまだに作りかけである。うーむ。
この辺りでメダリストを読んだ。面白すぎて1日で最初から最新話まで読み切ってしまった。いのりちゃんと司先生どっちも言語化してて最高。ちょくちょく泣きそうになった。これは読んでよかったものとして、後述。
7月は主に引き続きDoppoの制作、知人の会社のロゴタイプ、ウェブサイトの開発をしていた。この頃Claude Codeを使い始めたり。Doppoは半ばには大体の記号が揃ってかなり組めるようになり、後半にはダイアクリティカルマークも一通り揃えることができた。
他には失業保険の手続きがかなり難航していた。退職金があったからなんとかなっていたものの、会社がFranceTravail(こっちのハローワークみたいなところ)に送るべき書類に不備があって、何度か事務所に行くことになった。やり取りは英語ができる人もたまにいたが、基本フランス語なので雰囲気とかDeepLとかで頑張って。なんとか月末に正式に登録ができた。
あと、長らく携わっていたスマブラの大会である西武撃で、自分が離れたり今のメンバーにディレクション力をつけてもらうためにも新しいデザインメンバーを入れようということで募集を行った。結果9人近く集まり、質問を送ったり場合によっては面談をしたりして、それでも絞りきれなくて5人が入ることになった。西武撃はFigmaで制作しているためFigmaの講座も3回ほどやった。
プライムデーがあったので、コーヒーを入れるのに安物の調理用スケールだと安定しなかったのもありタイマー付きのコーヒースケールを買ったり、レタスにハマってたのでサラダスピナーを買ったり、brotherのレーザープリンターを買ったり。スキャナーがやっぱり欲しいし、印刷できると手軽に書体のプルーフを見れて助かる。あとは加湿器をスケジューリングするためにTP Linkのスマートプラグを買ったりもした。思い返せばこの頃はひたすら油そば、冷やし中華、レタスサラダを食べていた気がする。結構暑かった。エアコンもないし。
Podcastの墨とPathの西塚さんの回を公開して、雑談回も収録した。前回の大曲さんは年がそれなりに離れていると言いつつもデジタルフォント世代だが、西塚さんは大学生のうちに過渡期を迎え、写植とデジタルフォントの両方に触れている世代なのもあって、その時の時代感の話やAdobeに入ってからの奮闘はとても勉強になった。作っている書体を信頼できるグラフィックデザイナーの方にお渡しして使ってもらうムーブが前からいいなと思っていて、自分も真似させていただいている。
Podcastの編集は、第1回はDaVinci Resolveで行っていたが流石に音声編集ソフトではないし、毎回ソフトを変えて色々試してみようと思っていた。第2回はAdobe Auditionで、まあ悪くはないかという感覚。そして第4回あたりでPro Toolsを使ってみようとトライアル版を入れてみたのだが、あまりに操作やUIの言語が今まで触れてきたものと違いすぎて、触って1分でこれは自分が使うべきソフトウェアではないと判断して諦めた。ちゃんと作曲をする人のためのものなのだろう。
5月あたりから7月にかけて、スマブラなどの配信をしている団体で、自分がシンボルなどを作らせていただいたEGSのメンバーの人などスマブラコミュニティの人とApex Legendsをプレイしまくっていた。なんだかんだ一番長くプレイしているゲームでもある。
自分は2020年ごろ一回ランクに挑戦しただけでプラチナに行って限界を感じそれ以来ランクはやらず、友達とデュオをやっていたのだが、みんなランクに熱だったため自分もランクを回すように。30-30リピーターの強さもあって7月に3000ハンマーとダイヤへの昇格をすることができた。素直に嬉しい。レジェンドはずっとパスファインダー。ゲームのために練習をするのが嫌なので、マスターとかはまあ無理だろうしそこからランクは一切やらなくなった。今もミックステープばっかりやっている。
8月は引き続きDoppoの文字を増やしていた。この書体で自分の作る書体のグリフセットを定義しようと思っていたので、カバー範囲を念入りに考えながら。通貨記号を作るにあたってMATDのインドの同級生に聞いたり、case類や等幅数字を作るためのスクリプトをGPT使いつつ作ったり、大曲さんにグリフセットの知見を伺ったり。上旬で文字は作り終わって、660グリフに。そこから2, 3週間ほどはカーニングをしていた。かなりのペア数、かつ2マスターなのでなかなか根気がいる。現在は1マスター大体3000ペアクリですね。多すぎる。
後半はカーニングを終えると同時にやる気もどこかに行ってしまい、書体に取り掛かるモチベーションが湧かなかった。ちょうど前の仕事つながりでカスタム書体のお話をいただいたので、この際カスタム書体を作るにあたって定義するべき項目や、見積もりの方法などをまとめた方がいいだろうと思い、カスタム書体デザイン概要ドキュメントとプレゼンテーションの制作に取り掛かった。pdfの資料とFigmaのプレゼンテーション。これはのちに何人かに見せたが、反応が良かったし、こういうのが欲しかったといってもらえたので作った甲斐があったと思う。ただ、そのお仕事は無くなってしまったが。
篝火14のキックオフもあって、初回告知画像の制作もあったので早速Doppoを使った。Extra Boldでちょっと詰めたからかなりいい感じになった。9月から本格的に動き出すことに。
引き続き失業保険の件で奮闘していた。フランスでは8月はバケーションの時期で、多くの店が1ヶ月近く休みを取る。それどころか、行政もマヒしてしまうのである。本来月初めに振込が来るはずなのに全然来ず、8月はかなり困窮していて、一生野菜を食べていた思い出がある。
しかも、いざ振込が来たと思ったら金額の計算がどこかおかしくて、本来もらえるはずの金額の2/3になってた。なのに問い合わせても計算は合ってますの一辺倒で直してくれない。幸い、仕事探しのサポートは労働局から委託された企業なのだが、そこの担当の人が優しくてその部分を講義してくれたことでのちにちゃんとした金額を受け取ることができたのだが、ひもじかった。
あとはずっと家に引きこもっているのも良くないと思って、ちょっと出歩いてパンテオン近くの日本料理に行ったり、公園で本を読んだり、そこの展示を見たり。2区まで歩いて、サン=ジェルマン・デ・プレ教会を見たり、クレープを食べたり、クレープ屋の名物のアップルタイザーを飲んだり、お米を買ったり。確かその日はあんまり良くないことがたくさん起きて厄日だった気もするが。
仕事を得るにはTwitterにはあまり期待できないからInstagramも必要だろうということで、Instagram投稿も開始した。ただ、難しい。週1投稿をしたいと思っているが全くできていない。何を投稿すればいいかわからないし、グラフィックデザインのセンスはないし、何書けばいいかわからないし。ただ、頑張っているので良かったらフォローしてください。あとどういうの投稿すればいいか教えてください。
8月はそんな感じか。バケーションの時期なので特にすることがなかった気がする。Esports World Cupの観戦は餓狼伝説、鉄拳、SF6通して見ていてそれは白熱したが。今回もBlazくんは準優勝で惜しかった。あと、物語化批判の哲学という本を読んだ。難しかったけれどかなり響くものがあった。後述する。
8月は1年を通しても特に精神が不安定な月だったと思う。それは失業保険の振り込みがなくて経済的な基盤が怪しかったこともあったし、仕事の失注、フリーランスムーブ3ヶ月目で真新しさも無くなってきたことなどが起因している。
グラフィックデザインをやってみたいという気持ちがありつつも自分には才も根性もないこと、実力の世界で自信を保てないこと、そしてメンタルを安定させるには実力に起因せず自分を肯定してくれる友人やパートナーが必要だが、自分にはどちらもいないこと。ギルド型組織とかグループ展とか、合同で本を作るとかに憧れるがそういった繋がりもないこと、などなど、色々。
1人の時間が増えたことで考える時間も増えたのだが、悩みを考えれば考えるほど、原因に近づくほどに深みにハマっていって、最終的には「自分は悩むことに中毒症状を持っており、悩むことがポジティブだと思い込んでいるから自ら自分を癒し、他人に気にしてもらうために悩みを生み出しているんじゃないか」という結論に達してしまった時には、あまりの救いのなさに深い絶望感があった。つまり、こういった考えを巡らす行為もただの自慰的な行為に過ぎないのだと。
まあ、こんな感じでかなりまいっていたので、関口さんと話したりとか、話す人をなんとか増やせないかと試行錯誤していた気がする。
8月がバケーションもあってあまりに無だったので、9月はもう少し動いたり、人と話して悩みを解決していこうと思い、もう少しアクティブな月にした。
月の初めにIKEAで購入した家具がいくつか届いた。額縁、低めの棚、折りたたみの椅子、足置き。額縁は去年ロンドンのエフェメラフェアで買った地図を入れた。低めの棚は7月に買ったプリンターの置き場兼溢れていた本のために。ただ、奥行きを間違えていて思っていたよりも深くてやや使いづらい。折り畳みの椅子は一応来客用だが来客は来たことがない。今はデスクの傍に置いていて、リサーチのための本を置く場所として使っている。足置きはセイルチェアだと足が地面につくかつかないかくらいの高さだったので、ちゃんと置ける場所にしようと思って。作業中に室内履きのサンダルを脱げるのは良い。
6日は日帰りでロンドンに。目的はPageMasters Zine Fairという自費出版のフェアで、映像作家のHiromu Okaさんが出されていたのもあって、こっちのそういった催しに行ったことがなかったのもあり行ってみた。10時にロンドンに着いて、20時にロンドンを出る飛行機で。最初はKings CrossのCoal Drops Yardのアウトドア店、Outsiders Storeを見に行った。and wanderの可愛いプルオーバーがあったけど日本のブランドを買うのもアレなので、Field Magというアウトドア系の雑誌を購入した。他にもマーケットが出ていたのでチラッと見たり。その後ちょっと歩いてCollinge & Clarkという有名な古本屋に行って、スタンリー・モリスンのEarly Italian Writing-Books / Renaissance to Baroqueという本を購入。
お昼は大曲さんとギリシャ料理を食べに。タコとか、ババガヌーシュという焼き茄子のペーストが特にピタにつけると美味しかった。Doppoを制作するにあたって、また今後書体を頒布していくにあたっての質問をいくつか用意していたので、色々と聞かせていただいた。独立前もだが、特に独立後色々なことを相談させていただいており頭が上がらない。改めてイギリスで1人でやっていけていること、そしてそれが日本語ではない武器で戦っているところを本当に尊敬している。格好いい。
その後は軽くウインドウショッピングでEND.とかを見たあと、Zine Fairに。New Crossという中心部からはちょっと離れた駅。フェア内では外で飲食がある他、受付部分では委託された本が販売されていたり、ポスターや印刷体験をやっていた。別のホール(といってもかなり小さい)に入るとコミティアとかコミケみたいに個別の出展者がブースを出していた。バスケットコートくらいの大きさ。来場者は多くてなかなかの密度。日本の出展者はいなかったが、韓国や中国の出展者はいてサブカルっぽいのを出していた。自分はThe Website Owner’s Manualというデザイン事務所っぽい人が出していたやつと、Masala Noirというところが出していた70年代–00年代あたりのブックカバーやカセットテープのデザイン収集本、あとはデザインが気に入った委託Zine、Okaさんの本を購入した。
見終わった頃には夕方で、他の場所に寄っている暇がない時間になってしまっていた。本当は色々見ようと思っていたけど、ガトウィック空港は遠いし乗る2時間前には空港にいたいことを考えるとなかなか飛行機での日帰りは大変だなと思った。行けるならEurostarの方が良さそうだ。電車まで少し時間があったので会場でパンチという果物やスパイスが入った甘いお酒を飲んで空港に向かい、特典で使えたラウンジで軽く夕食を食べてパリに戻った。
次の日はこっちの日本人の友人とサンマルタン運河近くの新しくできたラーメン屋に行った。豚骨ベースで日本の方がオーナーでしっかり美味しい。食後にはジェラートを食べたり、サンマルタン運河沿いで話したり、そのあと別の店でちょっと飲んだり。
またその次の日は墨とPathの収録でキスケさんをお招きした。4時間を超える長編となった。今までの上の世代のタイプデザイナーと違って近い世代のグラフィックデザイナーということで、近いけれど別の視点で色々伺ったり、逆にキスケさんからも質問していただいたり、学びもあったしキスケさんの謙虚さに助けられたし、学生の頃から10年BALCOLONY.さんに勤めていくにあたって身についていった精神性の話は面白かった。聞いてくださった方も多くて反応もめっちゃよくて嬉しい。
収録自体はめちゃくちゃ良かったのだが、後で編集していると自分がまあ卑屈すぎるし声小さいしで、本当にこういうところがよくないなと思った。他人のことを考えられていない。編集にあたっては、引き続きAdobe Auditionだが持っているDaVinci Resolve Speed Editorを使えないかと思い色々探したところ、Command Postというアプリケーションを見つけてそれで色々とキーアサインをしたところ、かなり効率化された。今更ながらイン点とアウト点を使って編集するようになった。
9月も中頃、14日にはパリの中で最も大きな格闘ゲームの大会、UFAを見にいった。一番大きいといっても日本に比べれば小さめではあるが。日本人選手もカプコンカップのため多く参加していたが、自分は応援しているチームのGood 8 Squadに今年から加入したさはらくんを応援しに、Top8から。
途中かなりの接戦を2回を制した後の勝者側決勝とグランドファイナルは圧倒的な強さで、勝者側のまま優勝。Blazくんも3位で大満足の大会だった。大会後はさはらくんに挨拶して写真を撮ってもらって、会場を出たらスマブラで馴染み深いRiddlesがいたので軽く挨拶して写真を撮ってもらって。割と直前まで行くか迷っていたが行って良かった。
あと早起きして菅原ヒロトさんと三浦さんとApexしたりもした。菅原さんは結構Blueskyで通じているところがあって、たまにお話ししたりしていて良かったら遊びましょうということで2, 3時間ほど。デザイン関係の人とゲームすることってあんまりなかったから新鮮だったし、楽しかったし、嬉しかった。そして2人とも強くてチャンピオンにもなれた。
篝火のKVや各種告知画像のデザインも行っていた。写植の雰囲気を出したいと思ってアイデアの310号を傍に見ながら色々と作って、KVではコンデンスが必要になりそうだったので同時にDoppoをCompressedまで拡張した。Compressedの制作にあたってはNeue Plakの手法を参考にしていて、oなどは垂直部分を入れるのではなく、左上、右上、右下、左下にそれぞれポイントを挿入することで違和感のないインターポレーションを目指している。大会後、ラウンドの曲率が気に入らなくて直したりもしたのだが。制作については篝火の記事の方を見てほしい。
月末。独立したことを近しい人にしか伝えていなかったので、ちゃんと一般にも出した方が仕事が来るかもしれないと思って近況の記事を認めた。まあ僕のブログが好きな人が目を通してくれればいいやと思って、独立という文字はタイトルに入れなかったのだが、たくさんの人が読んでくれて、応援していますとポジティブなコメントをいただけて嬉しかった。実際お仕事もいくつかいただけて非常に助かっている。青臭いこともかけて満足。
あと、進めていたOblivionもクリアした。Oblivionは武器にエンチャントしたりオリジナルの魔法を作れるのだが、それでネット上にあったレシピの最強武器を作ったらかなりヌルゲーになってしまって、ゲーム作るのって難しいだろうなと思った。まだ追えてないサイドクエスト的なのはたくさんあるものの、デススト2もやりたかったのでメインストーリーのみで終了。VIも楽しみ。
10月は主に篝火の作業とそれに付随するDoppoの作業をやったり、いつも通り実家のギャラリーのDMとWebをやったりしながらEVO Franceを見にフランス南部のニースに旅行したり、月末には日本に帰るついでに香港に行ったりと、一年の中で一番忙しい月だったと思う。
10月最初の出来事は詐欺にあって4万円ほど失ったことだ。朝何らかの業者が来て、ガスをチェックして問題なければ証明書を出すと言う。こういった点検は前にもあった(が、その時は大家さんから絶対連絡があったので、今回はそれがなかった)ので入れてしまった。その後意味があるのかよく分からないチェックをされて、掃除の必要があるからと俺でもできる意味のなさそうな掃除を5分くらいして、一箇所85ユーロを3箇所、250ユーロほど取られた。入れてしまった時点でうっすら詐欺くさいなと勘付いていたし、業者のレビューを見て確信していたのだが、フランス語も話せないし今更出て行けとも言えずに泣き寝入りするように払ってしまった。自分の住んでいるアパートは入り口に番号の錠があるし、その中にもインターホンか鍵がないと入れないようになっているので安心してしまった。痛い勉強代。
9月の末からたまにCumuloworksさんが映像系の友人2人とヨーロッパ周遊旅行をしていて、最後の目的地がパリということで夕食を食べに行った。キュムロさんは同い年でありつつ界隈がちょっと違うのでフラットに話せてありがたい相手だと自分は思っている。今年はエンジニアかというくらいプログラムを書きまくっていた。凄まじい。
日本人の方がオーナーのフレンチ、H Kitchenに行ってフォアグラとかステーキとかを食べた。デザートまで食べたけどとても美味しかった。何気にフランスに住み始めてから会いに来てくれた人は初めてなのでそれも嬉しい。それと、大学の友人とかではなく同じ業界のデザイナーとしての友人とこれだけ長い期間の旅行ができるってすごいなと思った。旅行って普段見えない面が見えるし結構勇気というか、仲が良くないとできないだろうと思う。ある程度自由行動とは聞いているがそういう友達がいるのはいいなと思った。
パリ在住の父の知り合いの方が展示でお茶を入れているということでevam evaさんの展示会へ。お茶をいただきながら、フランスに住むこと、大変なこと、いいこと、これからどうするか…を色々と話した。お互いフランス語が流暢なわけではないので共通するところも多くて実のある話ができた。
終わった後は近くにあるOgataというお茶屋さんをベースにした日本のデパートに行って、ポップアップになっていた革製品のカードケースを買った。名刺入れを新しいものに変えようと思っていたのだが、帰ってから入れようとしたら入らなくて今のところ手持ち無沙汰になっている。何してるんですかね。
この辺りでALYNCOOさんの作業サーバーで何回か作業通話をさせていただいた。ALYNCOOさんは自分がBraceBracketというスコアボードツールを作っていた時にすごい好意的な反応をくださって、その後自分が西武撃に携わるときにesports関連のデザインについて相談に乗ってくださったりもしていただいていて、仲良くなりたかったので色々話すことができて嬉しかった。自分の知らない方々も多くいて新しく話すのも新鮮な体験だった。
あと、デスストランディング2も篝火で忙しい時期だったのにも関わらず始めてしまい、見事に配達中毒になってしまった。作業時間以外をほとんどデスストに割り当てていたと思う。残念ながら日本に帰るまでにクリアはできなかったが。作業通話中にこっそりデスストをやっていたら、コントローラーから音が鳴りまくるせいですぐバレた。
9日からEVO Franceとそのついでの旅行のために、1週間弱フランスはニースに夜行列車で向かった。思ったよりも飛行機が安くなくて、かといってTGVも結構かかるので、いい感じに時間を節約できないかと考えていた折に見つけたのが夜行列車だった。二等車は1室6人、一等車は1室4人。左右それぞれ縦に2人重なる形。寝袋のようになっている敷布団兼掛け布団があり、sncf(フランスの国鉄)の耳栓、アイマスク、お手拭き、歯磨きタブレットなどももらえてお得感がある。まあ全然寝れなかったけれど。メラトニンスプレーとかを用意すれば良かったな。
ニースではいい感じのホテルがなかったのでAirbnbに滞在した。会場にも近くていい場所だった。午前中にパンを買って早めのチェックインをさせてもらって、パンを食べてちょっと作業してからEVO Franceの会場へ。1日目は予選なので、応援しているカワノさんの試合を見たり、仕事でお世話になっているががんどさんやががんどさんと仲のいいあしゅまるさんの試合を感染した。お昼には近くの評判の良さそうなハンバーガーを食べて、夜はががんどさんとパエリアを食べに行こうとするも、いいお店がなくて普通にステーキを。それも美味しかったけれど。
EVO Franceの会場は広々とした展示場で良かったが、企業ブースなどは思っていたよりも少なめだったか。あまり買い物もしなかったのでもったいなかったかも。ただ、古いアーケードゲームのブースがあったり、それらはもちろん日本製で日本語のテプラが貼られていたりと、海を渡ってきた機器が集まっているのは面白い。
2日目は朝、宿の近くのpomponというやたらブランディングがしっかりしているパン屋さんでパンを買って観戦へ。引き続きががんどさんや、グッパチのぷげらさんの試合を観戦して、カワノさんとぷげらさんに写真を撮ってもらった。お昼はががんどさんとイタリアンで海鮮パスタを食べた。めっちゃ美味しかった。ただ、この日は篝火の作業が溜まっていたし、お昼を食べたあたりから疲れなのかニースの暖かさなのか急激に体調が悪くなったので宿に戻ることに。一回寝たりしながら、篝火のステッカーとかネックストラップとかを進めた。旅行にあまりタスクは持ち込みたくないですね。後、デスクのある宿を取るべきでしたね。
3日目はいろんな種目のTop8で、SF6は夜で暇だったので午前中は作業をして、昼はががんどさんとあしゅまるさんに合流してニースのマーケット近くの人気らしいイタリアンに行った。自分は普通のトマト系のパスタ、ががんどさんは海鮮パスタ、あしゅまるさんはグラタンを頼んでいたけどふたりの方の料理は量が多すぎて、普通に2〜3人前くらいありそうだった。流石に食べきれずギブアップ。終わってからは近くの広場で評判のいいジェラートを食べた。
一旦別れてから夕方に会場に行くと、もう観戦席は埋まっていて立ってみるしかなかった。餓狼伝説のTop8を見てからSF6のTop8へ。自分の応援しているカワノさんは唯一のフランス選手Mister Crimson選手に負けてしまったが、間違いなく応援バフがあった。フランスの応援が凄まじいのはスマブラの頃から話題で、もうめちゃくちゃ声を出す。コンボ指導を当てればみんな大声を出して、ラウンドを取るたびに拍手が湧き上がる。こういうところがフランスっぽいというか、アウェイ視点だときついけどいいところなんだよな、と思う。
Blazくんはまたも2位で残念ではあったが、いい試合を見せてくれた。終わった後会場の入り口付近にいたので写真を撮ってもらって、君のリュウが大好きだからカプコンカップも応援していると伝えた。その日は夜も遅かったので解散して、近くの店でサンドイッチを買って食べた。
4日目。EVO Franceも終わり、ががんどさんたちも帰り、ただの旅行を3日ほど。Musée du Palais Lascarisという17世紀バロックの博物館に行ったり、街を一望できるColline du Châteauという城跡の公園を見に行ったり、またジェラートを食べたり、地中海料理のピタのサンドイッチを食べたり、海をぼーっと眺めたり。25度前後だったと思うけど泳いでいる人がいてすごい。海岸は砂ではなく砂利。水はとても澄んでいた。
他にもマセナ美術館とかも行ったし、元々行こうと思っていた美術館が2つほど工事中で空いてなかったのもあったけれど、ニースに滞在して思ったのはここはぐるぐると歩き回って観光する街でもないということだった。ただただ旧市街とか、マルシェとか、海とかを見ながらぼーっと時間を過ごす場所なんだと思う。だからみんなバケーションで選ぶのだろう。みんなでピクニックとか、芝生で談笑するみたいなのはレディングに留学していた時もあったが、どうも日本人気質で予定を詰め込みたくなってしまう自分は少し苦手だった。でも、こういう余裕のあるところが羨ましくもある。その日の最後は駅近くにあるロシア正教の教会に行ったのだが、あまり観光客向けではないというか、雰囲気が完全に異質で外観の写真しか撮れなかった。異なる文化。夜は宿の近くのレストランに行ってフランス語だけで注文。トリュフとサーモンのパスタとティラミス。
小国モナコはニースに程近く、電車で30分ほどで行けるので5日目はそこを目的地に。モナコの近く出身のフランス人で、2年ほど前僕の地元で陶芸を習っていた知り合いが連絡をくれて、おすすめのビーチとか場所を教えてくれたので、モナコに行くついでにCap-d’AilのPlage Malaというビーチに行った。途中、海沿いの道があったが石造りの階段などがフィクショナルで面白かった。浜辺もすごく綺麗だったが、当然シーズンではないので誰もいなくて。ぼーっと波を見たり、写真を撮ったりした。隠れ家的な入江で近くに洞窟っぽいのもあって、Wii Sports Resortを思い出した。
モナコに着くと、ニースとは雰囲気が一変して豪華絢爛で建物が高い。ニースよりは高低差があって、街中に公共のエレベーターなどもある。有名なカジノを見たり美術館に寄ったりしながら、友人との昼食の場所に歩いて向かった。
残念ながら昼食に予定した場所はGoogle Mapsの情報と違って休みで、別のところで昼を食べて、色々と苦労とかを聞いたり、話したり。曰く、パートナーの関係でドイツ語を覚えようとしているが、日本語を勉強した時と比べてずっと苦労しているという。ここで色々話して思ったのは、日本はあまりにコンテンツが充実しすぎているということだ。もちろんいいことではある。だが、それによって苦労することもある。
レディングに留学している時、韓国や中国の留学生にはたくさん会うのに日本人の留学生には全く会わなかった。日本から出たことがない人も多いし、英語が話せない人も多い。それは島国という環境もあるだろう。だが、別の原因として、コンテンツが充実しすぎているのもあるのではないか。大量の漫画、アニメ、ゲーム。企業だけではなく個人でもコンテンツを日々生み出している。日本のコンテンツを消費するだけでも精一杯で、海外に向くことはあまりないのかもしれない。僕も海外にいながら日本のコンテンツばかり見ているし、あまり海外のコンテンツに惹かれているものがない。同様に、海外で会う人も日本語を勉強している人とか、コンテンツに触れていることは多くて、そういったコンテンツの魅力が日本語学習の動機になっているもたくさんいる。一方で、日本のコンテンツの魅力に取り憑かれると他の言語を学ぼうとした時にコンテンツ量に苦労してしまう。
自分がフランス語を学ぶことに対してあまり意欲的ではないのも近いかもしれない。英語は全世界的な言語になっているからコミュニケーションや情報を取り入れるのに必要だったが、フランス語は英語に対して恩恵が小さいからあまり覚える気にはなれないのだ。
閑話休題。そのあとは友人と散歩しながら公園を見たり、座って話したり、海洋博物館を見たり、聖堂を見たりして別れて、ニースに戻った。モナコは結構面白かったけど、自分向きではなかったかもしれない。公共のトイレがたくさんある点は良い。
ニースに戻ってからはキスケさんに頼まれていたお土産のオリーブオイルを買って、大成さんにもタペナードというオリーブのペーストを買った。ついでに実家にも。夜はラーメンを食べた。前大曲さんが旅行先でラーメンを食べるといっていてよくわからなかったが、今になってはわかる。ご当地名物があるといっても何種類もあるわけではないから毎食それを食べるわけにもいかない、他のものが欲しくなる。そして、ラーメンは世界各地でそれぞれだから、旅先で選ぶのにちょうどいい。美味しかった。
最終日。Airbnbをチェックアウトして、駅近くのホテルにBounceというアプリ経由で荷物を預け、友人に勧めてもらったBao(肉まんみたいなやつ)をテイクアウトで買って、バスで鷹の巣村と呼ばれるエズ村へ向かった。エズ村は香水作りが有名で、崖の上に聳え立っているような村だ。街全体が石造りの建物と細い路地、階段でできていてまるでダンジョンかのよう。日本人の観光客も多くて日本語もたくさん聞こえてきた。景色もなかなか良い。
一番上には植物園があって、8ユーロほど払って入ったのだが、まあ、あれっすね。景色はもちろんいいんだけど、植物園自体はどこで見てもあんまり変わらないのでわざわざ植物を見に行く必要はないのかなと思ったり。単純に、僕の興味範囲から外れているだけだと思うが。園内のベンチでBaoを食べた。
その後は軽く村の中を散策した。路地をとったり、墓を見たり。教会は工事中で見れなかった。1人だとそんなに見るものもなく、2, 3時間程度で村を後にした。香水系のところもそこまで見ることなく。お土産でも買えばよかったかな。
ニースに戻ってからはまたジェラート食べて、コーヒーを飲んで、空いた時間でまたビーチに行ってぼーっとしていた。夕方ごろ、クッキーを買って荷物を回収し、TGVの一等車に乗り込んで、6時間ほどかけてパリに戻った。TGV内では作業でもしようかと思ったが体力がなくて、ちょっと篝火の作業をしてから崩壊スターレイルをしたり帰った。
竹内さんが会社の方とドイツ旅行、ついでにストラスブールにいらっしゃるということで、自分も間にストラスブールとついでにルクセンブルクに行こうと思っていたのだが、旅先で体調を崩されてしまい取りやめに。自分もニースでは体調を崩したのでよくわかる。
後半はデススト2をしながら、篝火の作業を頑張りつつ、実家の展示のDMとWebを作っていた。年に3, 4ほどDMやWebサイトを作っているが、毎度情報が揃ってない状態で始める上修正もたくさん入り、1日納期とかで発注しているのでまあ大変である。勘弁してほしい。
26日、飛行機に乗って香港経由で日本へ。今年の初めはJALの直行便で日本に帰ったのだが、今回はJALがかなり高騰しており難しそうだったため、旅行を絡めればまあ経由してもいいだろうということで香港のキャセイパシフィック航空経由にした。出発前日は篝火のリーフレットを仕上げなければいけなかったので3時くらいまで作業して、そこから朝の便だったのであまり寝られないまま空港へ向かった。
飛行機の中では菅原さんに教えてもらった峠鬼を読んだり、Steam Deckで都市伝説解体センターをやったり、事前にダウンロードしていたYouTubeの動画を見たりしていたらそんなに暇にならずに済んだ。あまり寝ることはできなかったが、飛行機でねれるかどうかはもう運な気もしている。
自分はフランスでFreeという回線を使っているのだが、海外でのサービスも充実していていろんな国で35GB通信を行うことができる。香港もサービス範囲内だったのでSimとかの手続きをしなくてよかったのはとても助かった。ただ、日本に着いたときにローミングを切り忘れていたせいで数十分通信してしまい50ユーロくらい払ったのは非常に手痛かったが。香港の空港についてからは、現地ではオクトパスカードといういわゆる交通系ICカードが支払いの覇権になっていると聞いてどうにか作ってみようとしたのだが、クレジットカードでは作れないことを知らず、1時間くらい四苦八苦して結局作れなかった。途中AliPayを入れたりもするもAliPayも面倒な手順を使えないと旅行者は使えないらしい。基本的にはクレジットカードで乗り切れたが、後々現金とオクトパスカードしか対応してない店もいくつかあったので現金を下ろして作った方が良いだろう。
香港での予定は、MATDの後輩であるRoyと同僚のYuxinに聞いたら丁寧にもプランを立ててくれて、Google Mapsのリストを作ってくれたのでそれに沿って観光することにした。ちょうど香港の空港でタイポグラフィやレタリングの展示をやっていたのでそれを見て、ホテルに行って荷物を預ける。最初はSham Shui Poというオタク要素を抜いた秋葉原的な、要は電気街、工業の街に行ったが、これがあんまりよくなかった。香港は全体的に八角の匂いがする街なのだが、ここでは機械の匂いも強くてそれらが混じって独特の…形容するならば、湿った押入れに機械を5年入れましたみたいな匂いが街中でしていて、寝不足だった自分は気持ち悪くなってしまった。古い看板とかの写真はたくさん撮れたけども。カフェでケーキとカフェオレを飲んで、公園で休んで、教えてもらった豆腐屋さんで謎の豆腐と豆腐プリンを食べてその街は離れ、九龍公園を軽く見てHKMOA(Hong Kong Museum of Art)へ。ここが面白いのは、メインの展示とは他に各階にギャラリーが2,
3つほどあってどれも無料なことだ。陶器の展示、メディアアートの展示などいろいろな種類の展示があった。その後は近くのデパートを軽く見て回って、体調が限界だったので一旦ホテルに。
仮眠をした後、夕方はこちらも教えてもらった麥文記麵家という雲呑(ワンタン)麺の店に。開店が早くて、サイズが小さい。茶碗くらいのサイズの容器にエビワンタン、その上に麺が盛られていて1000円。味は非常にシンプル。美味しくはある。ただ、支払いの時にアリペイと現金しか使えないと知り絶望する。「日本人?なら円でもいいよ」と言ってもらえるが僕はユーロしか持っていない。地下鉄のATMに香港ドルを下ろしに行って、後で払った。やっぱ旅先で現金は必要なんだなあ…
その後は有名なTemple Street Night Marketというところに行った。ただ、前Twitterで見たのだがコロナの影響でかなり規模が縮小してしまったらしい。いろんな出店があったが、食べることなく。夜には飲茶形式の蓮香樓という店に行こうとしたが、これも勇気が出なくていけず。結局夜は日本のラーメンチェーンである鬼金棒に行った。前ときどさんの動画で見たのもあって。この時点で思ったのは、屋台飯とかがメインとなる香港は美味しさそのものよりも面白さとかチャレンジ精神の方が大事だということで、かつそのチャレンジ精神を発揮するためには複数人できた方がいいということだ。もしくは、めっちゃ挑戦をエンジョイできる人か。僕はそうではなかった。
2日目の朝は中華粥の店で粥と、米粉の生地で肉を巻いたもの(腸粉)を食べた。腸粉は美味しかった。午前中は現代美術館のM+へ。香港の展示を見に来ているのにイサムノグチの展示がされていた。結構広くて他にも色々と。メインは女性芸術家たちの展示で、それも面白かったけど、形容が難しいので写真から感じ取ってください。
その後、フェリーに乗って九龍から香港島へ。良さげなイキフンで日本の曲がかかってるカフェでハニーコンブオレを飲んで、PMQというアート施設?に行った。ここはいろんな人や企業が各々店を開いたりアトリエを持っている施設で、知っているところだとタミヤの店とかもあって、塗料やキットもあるほか、ミニ四駆のコースとか作業場もあった。1階には活版工房があったので、見学しつつ本とか3Dプリントされた活字キーホルダーを購入した。他の階も個人のファッションデザイナーや雑貨の店が並んでいていい感じ。
その後Tai Kwunという刑務所をリノベーションした施設に行って見学したり、美術館を見たり。Twitterで見たことがある気がする機械が延々とインクを掃除し続ける展示があった。見終わった頃にはだいぶ暗くなっていたので、Royに教えてもらったお茶とアルコールを合わせたTell Camelliaというバーで2杯ほどお酒を飲んだ。何のお茶を合わせたものだったかは忘れたけど美味しかったことだけは覚えている。その後、木造のトラムから乗り継いで、地下鉄でホテルに帰った。
3日目は朝には日本行きの飛行機に乗る必要があったので早々にチェックアウトし、バスで空港へ向かった。チェックイン後の場所は大きなフードコートがあり、飛行機で食事が出るのがわかっていたのにラーメンを食べてしまった。味はまあ、普通という感じ。
香港という街は何というか、貧しさと絢爛さの差が激しいところだと感じる。特に最初に行ったSham Shui Poとかは高度経済成長くらいの時代で止まってる感じだ。建物も古くて密度があって、サイバーパンク感が強い。あまりに部屋が詰まっているので後で調べてみたら、住宅は香港で大きな問題になっていて、いわゆる棺桶ハウスというところで住んでいる人も多く、ルームシェアをしている人の平均面積は6平方メートルだという。一方でデパートとか美術館は天井が高く、広く、おしゃれで、何だか残酷だった。街のとっ散らかった感じは人を選ぶだろう。僕はオーガナイズされたヨーロッパの街並みの方が好きなのかも、と実感した。
ただ、占領もあってイギリスの影響が大きく残っているのは面白かった。イギリスのスーパーマーケットチェーンであるM&Sがあったり、バスがイギリスらしい2階立て、駅名が英語基準でつけられその上に繁体字が載っていたりとか、Gill Sansだったりとか。
発着は成田空港。3年ぶりくらいに使ったけど、やっぱこの空港遠すぎますわ。何とかライナーみたいなのができて、泊まらせてもらってる友達の家まで1時間くらいで行けるかと思いきや、そのライナーの頻度があまりに低すぎて、結局普通の電車で2時間以上かけて帰りました。電車の中で読み始めた過疎ビジネスが面白すぎたので何とかなった感はある。
気がつけばもう夕方になってしまったので、やっぱり最初は寿司だろうということで友達と近所の寿司をパック売りしているとこに行って5000円分くらい豪勢に買いまくった。やっぱ寿司は最高です。
友達はルームシェアをしていて、寿司を食べてオモコロを見ていたらもう1人も帰った来たので、お土産に買った白ワインを開けようとした…のだが、ワインオープナーがなくて四苦八苦。ネジで開けようとしたり、テコの原理を使おうとしたり…結局ボロボロになったのでコルクを押し込んで飲んだ。美味しかった。
次の日、30日は髪が伸びていたので表参道で髪を切った。iPhoneを買い替えようと思っていて、日本に着く前に香港で注文しようと思っていたのだが、商品を選ぶ画面では「当日店舗で受け取れます」と表示されているのにいざ注文しようとすると「やっぱ無理でした」みたいな内容が出てくる。おいおいと思って呆れていたのだが、当日の朝チェックしたら注文できてしまったため、Apple表参道で受け取った。iPhone13 ProからiPhone 17へ。ケースはBeatsのオレンジのケースにした。ついでにワイヤレスイヤホンも蓋が閉まらなくなってきていたのでAirPods Proを購入した。
昼は友達と渋谷で食べることになっていたので、青山ブックセンターに行って有馬さんの『デザインの入口と出口』、佐藤雅彦さんの『作り方を作る』を買った。どっちも厚くて嬉しい。昼はとんかつ 梛というところで食べたのだが、ここがマジで美味しかった。人生のとんかつベストに入る。雑居ビルの5階でバー的な雰囲気。エレベーターで一緒になった人とドキドキしながら入ったがもう本当に美味しいので、食べに行って感じてください。店員さんの対応も良かった。
その後、一回帰ってiPhoneをセットアップし、夜は清澄白河のおでんやすだで大成さんとキスケさんと墨とPathの打ち上げという形で飲んだ。Podcastから繋がる話とか、独立の話とか、ルーツの話とか。18時開始で23時ごろ解散したので5時間近く話したことになる。それでも話し足りないくらいたくさん話して、飲んだ。楽しかった。今回の帰省ではいろんな人に会って、同時に自分の将来を考えるために「将来の夢は何か」「デザイナーの実力とは、何だと思うか」を聞いたり聞き忘れたりした。いろんな答えが返ってきた。他人の答えを聞いたことで、自分のことを鏡として見つめ直すこともできた。
31日はまた表参道へ。Takramさんに伺い、ランチをしながらトークをするという会を開いていただき、タイプデザインについて色々と話させていただいた……のだが、篝火や実家の作業が押していて全然プレゼン資料をまとめることができず。ゆるい会で大丈夫ですよと伺っていたので、最初の部分だけプレゼンにして、あとは骨子として書いていたメモ書きを見せながらその場で話すことにした。プレゼンは自分の思考もまとまるのでありがたい。終わり間際に田川さんから3つほど質問をいただいたのだが、どれも自分の考え方やこれからの振る舞いを見直すきっかけになる、考えさせられる質問で視座の高さを感じた。資料はあるので、もし何か機会があったらぜひお話しさせてください。どこにでも行きます。内容は下の画像みたいな感じです。
夜は高専の友達と江古田ホルモンという一番うまいホルモンの店に行ったのだが、一周が非常に長く3時間近く待って、7時半に並び始めて10時過ぎに入ることができた。雨も降ってきて、折り畳みしかなかったので凍えていた。ただ、ホルモンがうますぎて全部吹っ飛んだ。最後はちょっときつかったけど。帰りは流石にびしょ濡れの中返せないということで友達が送ってくれた。
10月はこんなところ。11月は帰省記録が続いていく。
1日は篝火の準備日で、自分はポスターとステッカーの梱包、グッズの写真撮影のために現地に向かった。まあそれに関しては詳しくは記事を読んでもらった方がいい。早めに終わったらBook & Designさんのタイポジャンチの展示を見に行こうと思っていたのだが、全く時間通りに終わらず見にいくことはできなかった。何なら大学の友達との夕飯にも遅れて行った。篝火の制作物、名札やグッズなどが続々と届いていたがどれも仕上がりが良くて満足。今年唯一頑張りましたと胸を張って言えるものか。
1日はDMが来たと思ったらBUMP OF CHICKENの曲、『I』のリリックビデオにキスケさんが僕のHaithamを使ってくださっていてめちゃくちゃ驚いたし、嬉しかった。学マスの2nd シングルでも使っていただいたし、Haithamは難しい書体だと思っていたが気に入っていただけて嬉しいし、使っていただいたものだと見え方がだいぶ違って面白い。ご飯一緒に食べてた友達に自慢しまくった。
2日のDay1は、会場に向かう途中で大瀧さんの家に寄らせていただいて、お土産に紅茶を渡してそれを飲みながらシュークリームをいただいて、色々と今後のことを話したり、最近のお仕事を見せていただいたり、部屋を見せていただいたり、篝火のグッズを見せたりした。大瀧さんは僕のDiscordサーバーで話したり、悩みを聞いてもらったり、犬のツイートをシェアしあう中である。今年の大瀧さんはジークアクスにも参加し、やりたい仕事にだんだん直接関わられるようになってきて輝いている。
篝火Day1, Day2ともに会場に行ったが、あまり今回は写真を撮らなかった。なんだかんだ作るものがあったり、会場に来てくださったALYNCOOさんや将軍さんと軽くお話ししたり、他のデザイナーや彼らが招待したゲストの方々に挨拶したり。やっぱり自分が携わった大会にはいくべきだと思った。努力が結実したところを見られるし、それでやっとやりがいを感じられるというか、回収される感じがする。いろんな人が感想とかねぎらいの言葉をくれるし。むしろ自分はそれで満たされてしまったが。もっと自分の制作物持ち帰っておけば良かったな。
4日。篝火の疲れもあってたっぷり寝た。日中は予定がなかったので、洗濯をして、篝火の試合動画用サムネイルを作ってワークスをまとめて、友達と町中華を食べてに行った。町中華が好きなんすよ。レバニラ定食と餃子。終わったあとはコンビニでパフェを食べた。
夜は大学の後輩の小原くんと、竹内さんとその同僚の方と麻布台のBalcony by 6thでディナーをいただいた。竹内さんがいくつかお店の候補を出していただいたのだがどこもおしゃれで美味しそうで知…!という感じで凄かった。全部美味しかったけど特にデザートのチーズケーキが絶品でしたねえ。日中食べれるパンケーキも最高らしいのでぜひ食べに行きたい。
今後どうするかみたいな話とか、小原くんの仕事の話とか、色々聞いて、話して。色々膨らんで面白かったし勇気をもらえた会だった記憶がある。食べ終わったあと、色々ディスプレイ書体を作りたいけど難しいという話を小原くんとしていたら、でも安藤さんのNarukamiとかは安藤さんらしいしっかりとした骨格と上品さ、ディスプレイとしての見た目が両立してて好きですよと言ってくれて、ちょっと吹っ切れたというか、他人の真似をしなくてもいいんだなと思えた。
5日。お昼に西早稲田のfemtさんに伺う。お昼を菅原さんと三浦さんと火ノ膳という炭火焼きのお魚が食べられるところに行ったのだが、ここが値段に対して量もたっぷりでめちゃくちゃ美味しくて、焼き魚不足だった自分には超刺さった。最高だった。
オフィスを見せていただいたり、自分の作っているものを見せたり、お仕事を見せていただいたり、今後の構想とかを伺ったり、事務所を拝見させていただいたり。事務所がとにかくかっこいい。物件もかっこいいし内装も。場所も落ち着いているところでいい。菅原さんとは話すのはいつも楽しいし、使ってもらえる書体を作りたいと思えた。お仕事は量もさることながらクオリティもどれも高い。しかも、仕事としてのものと個人の制作としてのM3などもされているのが、行動値が自分の3倍くらいありそうですごい。特に緑のジャケットのものが自分にかなり刺さった。
4時間くらいお話ししただろうか。夜は篝火のデザイナー陣の打ち上げで、昔大曲さんと白井先生と行ってからちょくちょくこういった会に使っている吉祥寺のお好み焼き、まりやへ行った。最初は焼肉とか行きたかったけど人数が多いとあんまり予約できるところがなく。ただ、みんな反応良くて安心。回は平成1桁生まれのお兄さんたちがベイブレードとかを解雇していて楽しかった記憶。回の前には百年に行って、本を3冊くらい買ったり。
6日。日中は予定がなかったのでインドカレーを食べて、その後何してたっけ…。
夕方には東東京京さんに伺って、オフィスを見せていただいたり最近やっていることを話したり、東東京京さんは今年かなりYouTubeに動画を投稿されていて、将来犬を飼いたいものとしてオフィス作りとかを見てなるほどと思ったりワークスを拝見したり。来休さんが新宿私塾出身なのもありタイポグラフィあるあるで盛り上がったり、グッズをいただいたり、本棚を見せていただいたりした。夕飯は焼き鳥をいただいたのだが、来休さんとサワイさん、ミネオさんが一生昔のジャンプ作品とかYouTubeとかで盛り上がってて凄かった。記憶力すごすぎる。
7日。お昼、懐かしの東銀座に向かって有馬さんとお昼をはしごで食べてから、近くで軽くお茶を飲んだ。忙しい中時間を作っていただいてありがたさと申し訳なさ。研究室の設立祝いとお土産でチョコレートと赤ワインを持っていった。
時間もなかったので率直に将来のこととか、デザイナーとしての実力のこととか、夢を伺ったがいつも想像を軽く超えてくるというか、抽象度がずっと高いなと感じさせられる。自分の人生は有馬さんの影響で大きく変わったし、今もその余波に生かされているところが多分にある。自分が今あまり何もできてないことに対して、言葉にしにくいのだが、申し訳なさというか居た堪れなさというか、そういったものがある。そんなこと言っている間にみんな前に向かって歩いているから自分も歩かないと。
そのあとはGSIXで買い物したり、何日か前にStockholm Design LabのイベントがDover Street Market銀座でやっていて、イベントには行けなかったが本だけでも買おうと思って行ったけど在庫はなかった。あと話題の古本屋Tiger Mountainにも行って戸田ツトム装丁の本を買ったり。
夜は荻窪の方で大瀧さんとNivirusくんとご飯を食べた。家庭料理っぽいお店で良かった。2人で色々お仕事していて羨ましい。Niviくんは後輩ではあるが、憧れている人でもある。そして、自分がずっとウジウジしていることに謎の申し訳なさを感じてもいる。俺、ファウンダリやるよと宣言してきた。
8日。小柴くんのツイートを見てムサビの図書館に向井周太郎のコンクリート・ポエトリーの展示を見に行った。久々のムサビ。普通に入れてしまう。パン屋さんのエミューでいつも昼に食べてたパオパオを買う。辛めのソースがピタパンと唐揚げに絡んで美味しい。
展示は一室だけの小規模なものだったがそれでも面白かった。具体詩の文脈図を見れるだけでも価値があるし、日本語特有の特性、五十音の音構造であったりひらがなのストロークであったり、漢字の構造を使って表現は日本語ならではの作品だし、アイデアのためのスケッチも展示されていたことで微かながら発想の方法を読み取ることもできた。単純に和紙へのシルクスクリーン(だったと思う)も質感が良かった。
バスで国分寺に戻って、篝火のスタッフ打ち上げに行った。みんなひたすらスマブラをしていて、くおつさんとかかさうぃさん、さきょうさん、あかばねさんとめちゃくちゃスマブラした。一生分した。日常的にやってる人には敵わないが、思ったよりもプレイできて良かった。一応VIP何キャラか入れてますから。ちょっとは話すことができたし、Kuroteiさんのデザインがマジで好きですと言ってもらえたり。コミュニティで数年やってきて良かったなと深く感じた。あかばねさんとの魂のおま5はギリギリ負けた。あかばねさんとは今回ガチで一緒にやれて念願を果たせたし、さきょうさんとは同い年なのもあって結構仲良くなれて良かった。
その後、EASTEAST東京の会場でやっていて、八木幣二郎くんがデザインに携わっている『獣』の展示を見に行った。EAST EASTも同じ場所でやっていることを知らなくて、知ってたら早めに行って展示見れたのに…とやや後悔。ちゃんと調べておけば良かった…あと、スマブラが楽しすぎたのもある。展示自体はこう…なんて表現すればいいんですかね。他の人はなんて表現してるんだろう。インスタレーション的な形なので良くわからなかったけど面白かった。獣は7年かけて毎年展示をしていて、しかも順番はバラバラだという。追って行ったら面白そうだ。
見終わってからは八木くんと合流し、渋谷の八木くん行きつけの居酒屋に行って、Speedy快速さんも途中から合流して色々話した。お店はめっちゃオールドスタイルで、渋谷にまだこんなところが残っているのかという雰囲気。話すのは2回目だったから、最初はちょっと硬い感じだったけど途中から打ち解けて、だいぶ仲良くなれたと思うし楽しかった。ほぼ同い年の世代なので話せて嬉しい。仕事の話もしたけど、結構周りにスマブラ見てる人もいて、スマブラのデザインの話をしたり、同世代の話とか、なんとなくフォローされてた人が2人の友人で繋がったりとか。めっちゃ良かった。
9日。いつの間にか東京を離れる日に。朝、小柴くんが東京に来るとのことで近くのカフェで朝9時くらいに会って、軽く話した。仕事の話とか最近ハマってることとか。Lumixのカメラが良かった。半年ほど前、3月ごろに自分がオンラインで買って託していた学園アイドルマスターの花海咲季さんの1stと2ndシングルを受け取った。ジャケットがマジでいい。小柴くんには色々お世話になっているし、フラットに話せるのでちょっとでも会えて良かった。
その後、青山に行って大学の友達2人と昼を。川上庵という蕎麦屋で最初食べようと思ったのだがめっちゃ並んでて諦めて、AFURIというラーメン屋に行った。そこでも結局友達を待っているうちに並び始めて、かなり待ったんだけど。強気な値段設定だったが、どうせなら豪勢に行こうとつけ麺大盛り+焼豚丼を頼んでしまった。めっちゃ美味しかった。その後は表参道のブランドをいくつか巡って買い物。一番の目的は新しい店舗に移って広くなったAcne Studiosだったのだが、AFURIで並んでる途中に友達が車を買ったとかそういう話をしてて、金額感がバグってしまい、試着をしてしまったことで試着後断るのが苦手な自分はなかなかのお値段のジャケットを買ってしまった。なんとかベストバイにしていきたい。
別れてから、荷物を回収して品川から岐阜へ。本とかを結構買ってしまったせいでスーツケースがバカ重い。多分40kgくらいあったんじゃないか。弁当にオモコロで見た「刷毛じょうゆ 海苔弁山登り 海」を買って新幹線で食べた。コンパクトながら大満足の具で美味しかった。そうして名古屋経由で多治見に戻り、実家へ。
地元にいたときのことはさらっと書こうと思うが、四日市のBanko Archive Design Museiumにサイトヲヒデユキさんの三角定規のコレクションを見に行ったり、去年結婚した幼馴染にあって結婚生活のこととか聞きながらご飯を食べて色々話したり。三角定規のコレクションは圧巻で、大きさの違いはもちろん、色々な素材であったり単位の違いや用途の違いなど比較から見えてくるものがあって興味深かった。特に、内側のデッドスペースをどう有効活用してるかとかね。話の中で住んでいるところの家賃の話が出たんだけど、東京でワンルームくらいの値段で2LDKに住んでいて、家も綺麗で新しくて、東京に住む意味って…となった。高専の友達にあったときは「お前が東京離れてからやばいくらい家賃上がってるぞ」ってご飯中5回くらい言われたし、山手線は乗るたびに圧縮されるし、色々限界に来てそうな感覚はある。
他の日は実家のギャラリーの展示を見たり、ご飯食べたり、ギャラリーのパソコン関連のトラブルシューティング大臣をしたり、親戚に会ったり。東京では忙しい毎日を過ごしていたので、好きなことをして数日間を過ごした。1人で回転寿司に行ったり鰻を食べたりした。
あと、グラフィックデザイナーのTANTさんが地元が近くて以前お声がけいただいて一緒に飲んだけど、年齢が近くて色々話せて楽しかった。自分とは全く違う道を通ってきているし、それぞれ別の悩みというか、やりたいことがあったりしてこうしたらいいんじゃないかとか話したり。日本酒が美味しかったな。
気がつけば14日、フランスに発つ日になっていた。朝母と一緒に東京へ向かって、電車でお弁当を食べて恵比寿の本屋さん、POSTへ。澄敬一さんの展示『egg』を拝見した。世界中の卵のケースだったり、偽卵だったり、べつの制作としての塗装を剥がした化粧箱、アメリカのとあるドロップアウト集団をオマージュした柱のない繋ぎ止めただけの鶏小屋など。本人もいらっしゃって軽くお話を伺うこともできていい経験だった。また、POSTはSDLのイベントをやっていたので本があるかと思いきやなかった。
その後、自分はALYNCOOさんとRechard Falcemaさんの事務所に伺うため早めに抜けた。Falcemaさんの事務所は事務所というより工房という感じで、一体何をしている人なんだと思わされるような設備がたくさんある。UVプリンター、電子工作の機械、趣味で買ったという古い電卓など。もちろん幅広いお仕事の幅はすごいし、フォントを販売されていてそれがかなり広まっているらしく、今後拡張も予定されていて、すごいというよりちょっと恐ろしさまであった。お昼は3人でうどんを食べて、その後も事務所で色々話を伺ったり、Glyphsをプレゼンしたのだがいつの間にか飛行機の時間が迫っていたので早めにお暇することに。ALYNCOOさんのアケコンにUVプリントするところが見れなかったのは惜しかったが、VEKT Protoをいただいてしまった。ケースまで自作しているというのだから恐ろしい。
成田に着くのが飛行機出発の1時間半前くらいで不安だったが、飛行機が30分遅れてなんか結局いい時間になった。空港では味噌豚丼を食べて飛行機に乗り込む。遅れた分香港での乗り換えが不安だったが香港でも2時間近く遅れた。帰りの飛行機はよく寝れて、睡眠と都市伝説解体センター、保存してた動画だけでやり過ごせた。
パリに帰ってきてからは何をやってたかあまり思い出せない。帰ってきてすぐ風邪をひいた。ダラダラしながら実家のDMやWebをやったり新しい仕事のミーティングをしたり、Webサイトの仕事をしたり、篝火の振り返りをやったり、タスク管理Botを改良したり。あとはMATD時代の友人の和文をフィードバックしたりもした。
そしてデススト2を55時間くらいでクリア。最後はまあなかなか長かったし、やりたい放題してるなという感じ。最終的には70, 80時間くらいやって、国道とモノレールの全復旧、冒険家・フィッシャー・ゴーストハンターの連続クエストまでは終えたが、全ロケーション親愛度マックスまではやる気になれず終えた。
そして今月。1日には篝火の記事をスマブラのアドベントカレンダー1日の分として出した。反応良かったので満足。なかなか時間がかかったが、計画的に書いたおかげで、ちゃんと期日に終わった。
あと、来年のATypIにスピーカーで応募していたのだが残念ながら選外になりましたというメールが来た。シンプルにショック。アメリカで結構遠いし、だいぶ行く気が失せてきている。どうしよう。
月が新しくなり収入が入ったので色々と買った。睡眠の質が悪くなっていたのでWoliloというちょいハイテク系の枕、Amazonで色々、PS5用のSSD、Lightningを排除したのでType-CのACアダプターとケーブル、Osmo Pocketのバックパック用マウントなど。ただ、Osmo Pocketのマウントは13日からの旅行に持って行こうと思っていたのに発送が1週間以上遅れて届かなかった。あと、2時間くらい寝れない日があったので以前よく眠れると聞いたメラトニン系のサプリを購入した。それから眠りの調子はかなりいい。ただ、ここで色々お金を使いすぎたり、先月いい服を買ってしまったり、所得税の支払いで支出が大きく旅行を経て残高が大学生みたいになってしまい、年末はひもじい生活をしていた。野菜は安いのでナスの煮浸し食べたり、家にある材料でパスタ食べたり。白菜買ってひたすら鍋作ったり。
12月はカスタム書体、Doppo, 知人のシンボルとWeb作成をなんとなくやっていた。どれも反応がいいのは嬉しく思う。後半には墨とPathの収録が2回あったので、それの編集とか。
12月は積んでいたゲームをプレイしまくった月でもあった。デススト2が終わったのでスパイダーマン2を初めて、なんとなく勧めていたのだが途中からどんどん面白くなってきて終盤は1日潰してクリアまで行ってしまった。順当に前作から進化を遂げていて良い。その後は都市伝説解体センターも、3章くらいまでやっていたが4章くらいから一気に面白くなってクリアまで。
スパイダーマンの後、次やるゲームをとりあえず入れておこうと思って、RONINとARMORED CORE VI(1周はクリア済み)を入れた。アーマードコアは2周目3周目をやるやると行っておきながらやってなかったので、軽い気持ちで再開したらまたどハマりして、クリスマス前後は延々とやって、ちょうどクリスマスに3周目をクリアした。
年末はPodcastの収録をした服部さんがプレイしたと仰っていたHorizon Zero Dawnを新しく始めつつ、BF6もやっている。
あとは前の会社の人たちとクリスマスディナーで中華の鍋を食べたり、こっちの日本人の友達とのクリスマスディナーでクスクス食べたり。どっちも良かった。中華の鍋は2種類のスープを選ぶのは日本と同じだが、つけるタレがもっとドロッとしていて、20種類くらいのいろんなペーストやたれを混ぜ合わせてオリジナルのタレをつける形で新鮮だった。クスクスやモロッコ料理は優しい味で美味しかった。
13日から17日はクリスマスマーケット巡り旅行で、13–14でドイツのシュトゥットガルト、15, 17はフランスのストラスブール、16はルクセンブルクという旅程でかなりの弾丸。宿はシュトゥットガルトとストラスブールで取ったが、特にストラスブールのホテルがクリスマスの時期で400ユーロ近くとかなり高騰していて、Airbnbにした。
13日は朝の6:50くらいのTGVでシュトゥットガルトに向かう。前日に買ったパンを食べながら一等車で、SFLのプレーオフを見ながら。11:30ごろに到着してからは、まず荷物を宿に預け、プレーオフを聴きながら軽く観光した。ただ、この午前〜昼過ぎの観光はプレーオフに熱中しすぎてあんまり集中できなかった。かつ応援していたグッパチがまさか敗北してしまって、1日目はちょっと落ち込みながらシュトゥットガルトの街を歩き回っていた。
シュトゥットガルトを観光して思ったのは、アジア人はおろか黒人もあんまりいないことだった。だいたい白人しかいなくて、たまに旅行中っぽい中国、韓国、日本人がいる感じ。パリはかなり多様性に富んでいるのでかなり新鮮というか、そうか、もう少し田舎に来るとこうなるのかと発見があった。
最初は中心にあるオーベラー・シュロルガルデンという公園を通って、オペラハウスやシュトゥットガルト新宮殿を外から眺めていたら、人だかりが。シュロス広場のクリスマスマーケットだった。お昼時だったので、一番の有名どころであるブラットウルストという焼きソーセージのホットドックを食べた。ソーセージに対してパンが小さい。
そのあと、シュトゥットガルト美術館に行った。現代美術多めで、まあまあといった感じ。というかここで思ったけど、普通の美術館は自分はそこまで好きじゃないのかもしれない。現代美術に強い興味があるわけでもないし。一部の作品は文字やテキストをモチーフにしてて面白かったけど。
SFLのプレーオフが佳境で美術館内のベンチで結果を見届けたあと、ミュージアムショップにタイポグラフィのコーナーがあったのでGeschichte und Form der lateinischen Schrift (History and Form of the Latin Script) というドイツ語、英語、フランス語の多言語組版の本と、Grafik Magazineという雑誌を買った。また、美術館に色々フリーのパンフレットやリーフレットもあったので、いろんなところでたくさんもらってきた。
シュトゥットガルトはクリスマスマーケットが4つの広場で行われているが、かなり密集しているので行き来しやすい。次はシラー広場のマーケットを軽く見たあと、近くに人の流れについていったら、リサーチしていなかったヴュルテンベルク歴史博物館を見つけた。人類史、自然史といったところを流し見しつつ、徐々に絵画とか碑文とか、銅版とかで文字が出てきてそれをじっくりと眺めていた。特に17, 18世紀あたりか、銅版が出てから文字の精度が爆上がりするのが見ていて面白い。凹版印刷ってすごいんだな。
展示を見終わった頃には夕方で、小腹が空いたのでクリスマスマーケットで謎の螺旋状のお菓子を買う。棒状に引き伸ばした生地を棒に巻き付けて焼いたもので、シナモン味にした。キュルテーシュカラーチというハンガリー発祥のお菓子らしい。程よいボリュームで美味しかった。他のマーケットでもハンガリー発祥のものを食べたけど、やはりフランスよりも中欧に近い分そっちのお菓子や料理も入ってきやすいのだろうか。
そのあとは屋内市場のマルクトハレをざっと見て、デパートやアウトドアストアでショッピング。というのも、いつも使っているFreitagのストラップを忘れてしまってカメラを首から下げれず、不便で仕方なかったのだ。途中で寄ったデパートでは吹き抜け部分でコンサートが開かれていて、どの階からも客が覗き込んでいていい雰囲気だった。暖かい。Globetrotterなどの面白いアウトドア店も見れたが、結局ストラップは見つけられず。結局閉店間際のカメラ用品店に入って、peak
designのストラップを買った。僕のX-E4は右側のストラップホルダーが壊れているので、三脚のネジ穴で止めることができたのは助かった。ただ、ここでも軽くミスをしてしまって、最初ストラップを確認した時は30ユーロくらいだったのでまあいいかと思って選んだのだけれど、どうせなら好きな色にと思ってグレーにしたところそちらは値段が違って(もしかしたらモデルも違ったのかもしれない)48ユーロくらいだったのだ。会計の時にえっと思いつつも言い出しそびれ、結局お金がないのに高い買い物をしてしまった。悲しい。ネックストラップ自体はめちゃくちゃ使いやすい。X-E4のネジ穴がもっとSDカードの差し込み口から遠ければよりいいんですけどね…
19時を過ぎていたのでクリスマスマーケットで夕食と、クリスマスマーケットといえばのホットワイン(ドイツではグリューワイン)を飲んだ。ワインは5ユーロだが、容器を返すとデポジットが返ってくるシステム。夕食を食べた屋台はワイン5ユーロでデポジットが3ユーロ、つまり実質2ユーロという脅威的な安さだった。ちなみにこの日以降に行った店はだいたいワインは4ユーロデポジット1ユーロだったので、ここだけやはり異様に安い。食事はChatGPTに勧められたシュプフヌーデルンというジャガイモとザワークラフトが一体になった料理を食べたんだけど、正直まんまの味というか、まあそんなにお勧めしたくなるものではなかった。普通にソーセージ食べとけば良かった。昼過ぎに見た歴史博物館の広場でちょうど聖歌隊もやっていてラッキー。2曲ほど聴いて、少し早いが歩いて宿に帰った。
宿は3部屋あり、キッチンやシャワーなどの共用部をシェアする形だったのだが、自分が本来泊まる部屋に荷物があって別の部屋を使うことになった。こういうのもAirbnbならでは。他人の気配を感じつつ写真を取り込んだりした。帰ってからドイツ名物の豚の生肉を乗せたパンであるところのメットを思い出して、次の日に食べようと思ったのだが日曜なので休み。出発の月曜日にも朝市場に行って聴いてみたのだが、月曜日は食事メニューは出していないらしく食べ損ねてしまった。一生の不覚。よくよく考えれば自宅用のメットは買えたかもしれないし、そもそも初日に覚えていれば食べられたのに……
2日目は引き続きシュトゥットガルト観光。午前はメルセデス・ベンツの博物館へ。シュトゥットガルトはポルシェの博物館もあるけど、ベンツの方が満足度がは高いらしい。
5年前に卒業旅行でドイツに来たときはフォルクスワーゲンの博物館に行って、その時も満足度はすごい高かった(フォルクスワーゲンの方はテーマパークみたいな感じだったけど)。ベンツの博物館は広さはそこそこながら高さがあり、受付を済ませてから5階あたりに登り、そこから自動車の歴史を振り返る形で降りながら見ていく。車の変遷を見つつ、合間に世界の歴史的な出来事も挟んでくれるので非常にわかりやすい展示だった。また、階の途中には公共サービスで使われる車とか、有名人が乗っていた車とか、働く車とかそういったグループでのカテゴライズも紹介していて息抜きもできる。全体的に展示が非常に練られていた印象。自分は父がベンツが好きで、40年近く前の中古車に乗っている。自分も実家に帰ると運転することがあるし、運転しやすいし好きな車なので愛着があった。見終わってからはカフェでパイを食べて、軽くショップも見たのだが、ショップの品揃えも実用的な革製品やアパレル、キーホルダー、子供向けのミニカーなどいろんなターゲットがクリティカルに欲しくなるものが揃えられていて最後まで最高だった。3時間ほどで見終わり。
その後市内に戻るバスに乗ったのだが、途中から想定外のルートに進み出して、どんどん離れていきそうだったので「ヨーロッパってこういうところあるよなー」と思って次のバス停で降りようとしたら、乗客みんな想定外だったっぽくて一斉に顔を見合わせながら降りた。ありますよね。
そこから電車で中心部に戻ってから、次はWeissenhof Museumというこれも少し離れてバスで15–20分ほど離れた美術館へ。この建物があるヴァイセンホフ・エステートという場所がそもそも当時最先端の建築を見せるための展示のために作られた団地で、ミース・ファン・デル・ローエが中心となって建築家を呼び急ピッチで建てたらしい。その中の一棟でコルビュジエの建築が美術館になっている感じ。
他の現存している建物は一般の人が住んでいるとのこと。そうして今に受け継がれているのはいいなと思った。参加している他の知っている建築家はヴァルター・グロピウスとかブルーノ・タウト、ペーター・ベーレンスあたり。建築好きなのでめっちゃ良かった。丘の上にあるのでシュトゥットガルトの街を一望できるのも嬉しい。(以上、当日のツイートのコピペ)
そのあとはFeuerseeという湖に囲まれた教会を外観だけ見に行った。周りでクリスマスツリーが売られていて、謎の筒があるなと思ったらクリスマスツリー梱包用の銅で面白かった。
シュトゥットガルトのクリスマスマーケットは初心者向けという感じで非常にベーシックな感じだったけど、面白味もそこまでなかったので事前に調べた時にRedditの投稿で見つけたエスリンゲンという15分くらい電車で行った隣町のクリスマスマーケットに行った。
なんならシュトゥットガルトよりも良かった。 中世のクリスマスマーケットをテーマにしていて、外装のみならず弓、ボウガン、投石機、ナイフ投げなどの的当てがあったり、仮想の楽団があったり。 あと手回しの観覧車(結構早い)、弓と矢が売ってたりした。あと、アルファベットのタペストリーがあって近づいたらカリグラフィー用品が売られている店だったり、その隣で初期の活版印刷体験をしていたり。
夕食は、最初にラーンゴシュっていうハンガリーの揚げピザを。何種類か具があったけど周りがみんな食べているサワークリームとチーズを選んだけど、やはり人気だからかかなり美味しかった。生地からやけに美味い。
次に名前がわからんかった(Ritterspieß?)けど一番下にパンが刺さっている豚串?牛串?を。これも美味しい。パンがソース・肉汁受けになっている工夫もいい。
この日のグリューワインはロゼにしようと思ってたけど、Heidelberreという種類を売っている店があって調べたらコケモモの果実酒で美味しそうだったので頼んだ。甘くて飲みやすくて良かった。そしてシュトックブロット、棒パンというドイツで子供が焚き火とかで焼いたりするらしいパン。マジでただのパンなんだけど、お祭りだし香ばしさともっちり加減は良かった。
最後にシュトゥットガルトに戻ってから、昨日の夜見て気になっていたフィンランドの焚き火で焼く鮭のサンドイッチ、フラムラッチを食べた。スモークされた焼き鮭のサンドイッチで、玉ねぎの食感とローズマリーの香りが良かった。金欠なのにどんどんお金が減っていく。
シュトゥットガルトの階段に、スロープが2つ連なっているところがいくつかあって謎だった。自転車用なら1つだけでいいはずだし…と思っていたのだが、ベビーカーや車椅子用のようだ。車椅子は1人では急すぎて厳しいだろうが、小さな工夫で幅広く対応しているのはいいなと思った。
3日目は朝シュトゥットガルトを出立して、ストラスブールにTGVで向かう。ドイツだからICEか。
ストラスブールはシュトゥットガルトよりだいぶ広い感覚。まずは宿に荷物を置いた。ストラスブールはトラムが主な移動手段なのだが、切符は停留所にあるポールに毎回タッチする仕組みで、善意運用なのが面白い。また、ストラスブールの中心部は川に囲まれて島のようになっているのだが、クリスマスマーケットの期間中はそのエリアに入るたびに荷物検査が入ったりもする。まずは中心部、クレベール広場のクリスマスマーケットに向かった。
ストラスブールのクリスマスマーケットは、もちろんドイツのブラックレターマシマシの文字達と比べるとだいぶ普通のローマン体とか手書きっぽい文字が多いのはあるのだが、それぞれの屋台も大きくて明るめの木でかっちり組まれている印象。クレベール広場には大きなクリスマスツリーがあって、30mにもなるらしいのだがストラスブールはクリスマスツリー発祥の地でシンボルとなっているようだ。お昼は別のところで食べる予定だったので雰囲気だけサッと見て、目的地に向かう。
ストラスブールにはサン・ピエール・ル・ジュヌ教会という教会が二つあり、街中の方が旧教会、外側、北にあるのが新教会と言われているらしい。最初に旧教会の方に行った。日本語のリーフレットがあるので読んでみると、ここはストラスブールの中でも最も古い教会で、7–8世紀に建てられ、元々はカトリック教会だったものが途中からプロテスタントに変わったらしく、内陣と呼ばれる仕切りでプロテスタントとカトリックのゾーンが共存していた。あとは壁を剥がしたらフレスコ画が出てきたりとか、色々面白い教会だ。
自分は旅先で教会に行くのが結構好きなんだなと、今回の旅で改めて実感した。自分が一応家族の影響でカトリックで教会は慣れ親しんでいるのと、内装やステンドグラス、碑文といった装飾・文字好きには楽しいものがたくさんある。今回、最終日あたりでは碑文がいつ頃描かれたものか知りたくなって、ローマ数字の読み方を覚えたらより楽しみが増えた。時代ごとにローマンミナスキュールやブラックレター、Gothic Majuscule(アンシャルゴシックキャピタル)とか、スタイルが統一されてないのもいい。
そのあとはブログリ広場という別のクリスマスマーケットをさらっと見た。ストラスブールのクリスマスマーケットは街の端々に広がっている上、町中も通りがイルミネーションで飾り付けられていたり、特設のサインがあったりと街全体で盛り上げている感じがあって楽しい。コルマールという近くの街のクリスマスマーケットもいいらしいがリサーチ不足で行けなかったのは残念だが。
昼ごはんは、上司の親戚に教えてもらったChère Amieというモダンなフレンチレストランへ。昼は結構リーズナブルで助かった。ワインを飲むかデザートを頼むかで迷ったものの、ワインはマーケットでも飲むしデザートを選択。挽肉とマッシュポテトが合わさったParmentier de boudinと、デザートはアルザス地方で有名なケーキであるForêt Noireをいただいた。特にケーキが絶品であった。
終わってから、スマブラの大会であるDELTA×西武撃の会議にイヤホンで参加しつつ、ライン宮殿の外観を見たり新しい方のサン・ピエール・ル・ジュヌ教会を見たり。こちらはかなりシンプル。
いつの間にか夕方で、かなり冷え込んできたのでクレベール広場に戻って、まだ飲んでなかった白のホットワイン(フランス語ではヴァン・ショー)を飲んだ。アルザスの白ワインだが、これがかなり美味しい。どうも白には蜂蜜やスパイスが入っているらしく、香り高く甘くて飲みやすい。赤は飲もうとするとアルコールで結構むせてしまったんだよな。
そのままストラスブールのノートルダム大聖堂へ。ノートルダムってよく聞くけど、どういった意味なのだろうと思って調べると、聖マリアのことらしい。Notre(私たちの)Dameという構造なのだが、Dameは女性・婦人という意味で、いわゆるマダム(Madame)は私の(Ma)女性(Dame)でマダムなんだとか。言語って深いな。ノートルダム大聖堂は一番でかい聖堂だけあってかなり並んでいて、5–10分くらい待って入った。絵画が描かれた幕が参列席の左右に張られていて、とにかくスケールがでかいなといった印象。文字は少なめ。
次に閉館まで残り1時間のロアン宮殿へ。ここは考古学の博物館、美術館、装飾の博物館が合わさっているところで、装飾の方は現在閉館中。どちらもみようかと思ったけど、受付の人に1時間でどっちもみるのは無理だからと言われて美術館にした。飾ってある絵自体はまあ、という感じだったのだが、企画展が面白かった。動物・自然写真家の撮った写真と、同じモチーフの絵画を並べて展示するという試みで企画自体も良いし動物も可愛い。また、ディスプレイに使われているフォントがインライン付きのもの(写真参照)で、こういった書体が使われるのは初めて見た。遠くからは普通のロマン、近くからはディスプレイ書体に見えるように効果が発揮されていて面白い。
見終わった時にはもう18:30を過ぎていたので、川沿いのクリスマスマーケットでもういっぱい白のホットワインを飲んでからクレベール広場に戻り、シュペッツレというたまご入りのパスタにKnackという白いソーセージをトッピングしたものを注文した。もちもちしていてかなり美味しかったが結構量が多くて半分残して明日の朝食に回すことにして、その日は就寝。
4日目はストラスブールから足を伸ばしてルクセンブルクに。ルクセンブルクはフランス、ドイツ、ベルギーに囲まれた小国で、サイズは神奈川県ほどらしい。北の方に城もあるのだが、今回は日帰りだったのでルクセンブルク市のみを観光した。かなり小さくて歩いて観光しやすかった。なお、ルクセンブルク内は公共交通機関がすべて無料なのも非常に助かる。こういった小国には前から行ってみたいと思っていたので、今回ついでで行けて良かった。リヒテンシュタインとかも行ってみたいっすね。
ストラスブールとルクセンブルクを繋ぐTGVは一日6本ほどしかなく、ちょうどいい時間がなかったので朝9時前くらいの都市間急行であるTERに乗って、2時間半ほどかけてルクセンブルクに向かった。電車内でシュペッツレを食べ、途中のメスで乗り換えて到着。公用語のルクセンブルク語はほぼドイツ語と聞いていたので身構えていたが、実際の市内はほとんどフランス語だった。
中央部より遠目のスポットから見ていこうと思い、最初はバスで市の東側へ。ノイミュンスター修道院文化会館の外観とギャラリー展示をさらっと見て、Wenzel photopointという小さい橋がかかった散歩堂や川を見ながら写真を撮っていった。ルクセンブルクの建築は面白くて、壁の外側に配管が一部出ており、Sの字のような装飾になっている。が、建物によっては形が全然違ったりして、機能としてそうなっているのか装飾なのかよくわからなかった。
ルクセンブルクの景観の特徴としては、城塞都市という成り立ち上ヨーロッパの中では珍しく高低差が激しい。市の中心部は高めに位置しており、旧市街が位置している谷を挟んで駅と繋がっている。Winzelの後はそのまま旧市街に入って、写真を撮って坂を登り、中心部に向かった。坂以外にも、パノラマのエレベーターでも上層と下層がつながっている。
坂を登り切るとCasemates du Bockという1644年に着工された要塞跡があったので見学することに。中は薄暗く、道が無数に分岐しており順路などもなく、ダンジョンのようにいろんなルートを試して彷徨った。中は照明がほとんどないが、ちょくちょく撃ち下ろすためであろう窓が開いており、そこから採光されている。
その後は市の中心部に向かい、通りが買ったサンミッシェル教会を見学したあと、ルクセンブルク大公宮も外から眺めた。夏場は見学があるらしい。ほど近くにはギヨーム2世広場があり、そこではクリスマスマーケットが開かれていた。ここのマーケットはシュトゥットガルトやストラスブールなどの店が各々開いている形とは違い、一つのまとまった大きな建物があり、それの各面で飲み物や食べ物、スナックを売っている形だった。建物がアドベントカレンダーを模していて可愛い。子供向けの遊具やでかいスライダーなどもある。テーブルは中央部が焚き火になっていて、体を温めるためにも火に当たりながらロゼのホットワインを飲んだ。ロゼもなかなかいい。
もう少し歩いてアルム広場の方に行くと、こちらは他クリスマスマーケット同様店が各々出している形だった。昼過ぎだったのでシュークルートというパンを容器にして中に発酵したキャベツと豚肉が詰められている料理で、なかなかボリュームがあって、酸味もあり美味しかった。
クリスマスマーケット回りもこれで4日目だが、流石にこの辺で寂しくなってきた。だいたいクリスマスマーケットに来ている人々は家族とかカップルとかがほとんどなので流石に1人で回り続けているのはちょっと虚しい。普通に一人旅をする分には気にならないのだが、クリスマスとなると流石にダメージが大きいか。人と行くのがいいですよ。
南の方にあるノートルダム大聖堂を行く途中で、また別のクリスマスマーケットがあった。大聖堂は普通だった。文字と紋章が入っているステンドグラスはカッコよかったが。クリスマスマーケットにドイツで食べたかったメットヴルストが売っていて、まさか生肉の方ではないだろうと思って注文したが案の定生肉ではなく、普通の焼きソーセージのホットドックで落胆する。
近くのアドルフ橋を見たあと、トラムに乗って市の北部へ。Musée Dräi Eechelenという、近年オープンしたっぽい古い城跡をリノベーションした無料の美術館に訪れた。ここは無料ながら素晴らしくて、ルクセンブルクの歴史がまとまっており企画展もある。碑文や紋章、地図などがたくさんあって写真を撮りまくった。同じタイミングでツアー客も見学していて、フランス語の説明に聞き耳を立てながら。最後に狭い通路で集合写真を撮っていて楽しそうだった。
気がつくと夕方になっていたので、旧市街をつなぐパノラマのエレベータに乗るだけ乗って往復。サンアルフォンス教会は工事中では入れず。最後のスポットとしてルクセンブルク私立歴史博物館と国立歴史美術博物館で迷った挙句後者に。ここが非常によかった。閉まるのが18時と少し早いのが惜しい。16時半に入ったのだが、非常に広く本館は-5Fから5F、別館が-1Fから4Fまである。その名の通り複合的な展示をしていて、A–Dに分かれており、それぞれArchaeology(考古学)、Coins and Medals、Arts and Crafts、Fine Artsと分かれていた。全てを見切ることはできず、本館の-1Fから5F、別館全てを見れたのだが、考古学の一部は見れなかった。17:30くらいからスタッフがみんな帰る準備をし始めてゆっくり見ている場合ではなかったのもある。ちょっと急かされたし。
硬貨のみの展示は珍しくて彫刻などが非常に面白いし、考古学では大量の碑文が見ることができた。また、A–Dのジャンルごとにリーフレットがあったりもして、ぜひ時間がある時にまた行きたいものだ。
気がつけば夜も近い。帰る前に夕飯を食べようと思ったのだが、流石にキャベツ、じゃがいも、肉ばっかを食べているのでいい加減飽きてきて、クリスマスマーケットにアジア系の麺があったので夜はそれにしてしまった。流石に恋しくもなる。
一日歩き回って疲れたので早めに駅に向かったのだが、ストラスブールに帰る時にまた遅延でトラブルがあった。だが、それは長くなるのでこの前書いた記事を読んでもらうのが良いだろう。ストラスブールの家に着いたのは深夜の1時半近くだった。
最終日の5日目。Airbnbのホストと軽く雑談してチェックアウトした。すごい日本好きな人で、日本に関する本があったり、招き猫が飾ってあったり。極め付けはトイレがウォシュレットでめちゃくちゃ嬉しかった。荷物を駅のロッカーに預けようかと思っていたが、それに着いて話したら置いていっていいよと言ってくれたので好意に甘えて置かせてもらうことに。
その後、現代美術館をさらっと見て、プティット・フランスという小島に。そこのクリスマスマーケットは小規模で雑貨やワイン多めという感じ。ストラスブールはドイツに近いので影響を受けた木組みの建築が見られ、有名な観光スポットとなっている。ヴォーバン・ダムも見たあと、昨日教えてもらったL’Atelier 116というパン屋で人型のチョコパンをたべて、サン・トマ教会に訪れた。
サン・トマ教会はたくさん慰霊碑があって、碑文を見たり年代を読み取るのが楽しかった。だいたい1700年代。見終わったあと、近くにリサーチしていたストラスブール私立歴史博物館とかルーブル・ノートルダム美術館とかがあったけれど、昨日の出来事でかなり疲れていたのもありそれらは諦めた。Cave Historique des Hospicesという1395年建造のワイン蔵で1472年から貯蔵されているワイン樽を見た後は、どこから疲れを癒そうとMédiathèque André Malrauxという図書館に向かった。
ヨーロッパは図書館がどこもおしゃれで楽しい。シュトゥットガルトの図書館も有名だが行けなかったので、それのリベンジも兼ねていた。全体のディスプレイに、xハイトの中心部が抜かれたテキストを使っているのが特徴的だった。こういうフォントなのか、このために作ったのか。eとかの判別のしづらさを見るとこういうフォントではなさそうな気もするが。
軽く蔵書を見たが、漫画のコーナーではフランス語訳された日本の漫画が相当な種類あった。やはりフランス人の国民性故か、自分の知らない漫画まである。2時間半ほど椅子で休んで、ブログの記事を書いていた。
最後にクリスマスマーケットに行ってホットワインを飲み、タルトフランぺのアレンジであるバゲットフランぺやラクレットチーズがかかったじゃがいものかき揚げみたいなものを食べて、駅に向かってパリに帰った。旅行中に休むという選択肢を取れるのも一人旅の良さだろう。
そうしてクリスマス、年末を迎えている。この記事も書き出しは早かったのだが、アーマード・コアとPodcastの編集をしていたら間に合わなかった。相変わらず1人時差ありの年越しは少し寂しい。
旅行や買い物で年末は金欠すぎて、クリスマス前はパネトーネというイタリアのケーキを買ってそれでお腹を満たしていた。
こうしてまとめてみると、結構ちゃんと作業はしているし、いろんなところに行っていて充実しているように見える。書きながら考えていたけど、結局今振り返っているときの感情が一年全体の印象を決めている気がする。
旅行の記録がかなりの部分を占めており、かなり長くなってしまったので来年は旅行ごとに記事を分けたほうが良さそうだ。
今年はアパレル系が多かった気がする。曲方面は開拓が少なかったかも。もちろん一年全部を思い出すのは難しくて抜けがあると思うし、本部門に関しては読めていないものなどは入れていないのでその辺りはご容赦いただきたい。
だいたい去年揃えたため今年の購入ガジェットは少なめ。フランスから日本に戻る可能性もあるためあまり強気に買えないのもある。X-E5も欲しいけどお金がない。
今年中にiPhoneを買い替えることを決めていたので、LightningからType-Cへの完全移行への手始めとしてLightningのモデルから買い替え。今年の初めにWorklouderのNomad [E]を試すものの、充電の持ちは悪いし深いキーストロークには慣れないしキーの間隔が狭くて死ぬほどミスタイプしまくるので諦めて、今leboncoinで売ろうとしている。だが高くてなかなか売れない。
前のモデルより角が丸くなって可愛らしい印象に。また、キーボードにTouch IDがついているのが神。充電もよく持つ。Nomad [E]で慣れなかったポイントの一つが、上矢印キーの左に右Shiftボタンがあることだった。不思議に思って他のキーボードを見ても割とこのレイアウトが多くて、いろんな人に聞くとみんなは右Shiftを使わないらしい。自分はガッツリ右Shiftを使うのでShiftは端にあって欲しいし、上下の矢印キーは左右の矢印キーの高さに収まっていて欲しい。もう離れられねえんだ、この配列から。
Podcastのためにはやはりダイナミックマイクがいいということで買い替え。口にも近づけたかったのでマイクアームも。ダイナミックマイクの人気どころはShureのMV7だが流石に高すぎて躊躇して、元々好きだったRØDEに。そこそこの値段で金属製、しっかりとした重さ。音も多分良いと思う。僕の声にはたくさん改善するべきところがあるけれど。
マイクアームは折り畳むとレイアウトがなかなか難しかったけれど、半分だけ使うこともできて、そうすると建てることができるのでレイアウトがかなりスッキリする。どちらも白のカラーバリエーションがあるのも素晴らしい。
去年購入し今年実家に届いていたのを受け取った。思ったよりでかい。また、スリープにしていると結構すぐ充電が切れる。だが、やはりMacユーザーとしてSteamのゲームができるのはありがたい。
HDMIでスプリッター経由で出力しようとしたらうまくいかなくて、DPケーブルでモニターに繋いでいるのだがそうするとオーディオIFに音が通せなくて、本体から音を出している。だが、正直ディスプレイよりも本体でやったほうがいいなとも感じている。旅行には何度か持って行ったがほとんど使っていない気がする。でも物としては好き。いろんな人におすすめを聞いて、都市伝説解体センター、Baba Is You, HADES, Animal Well, Outer Wildsなどを入れた。
二酸化炭素濃度測定器。ちゃんと精度が高い形式を選んだ。アプリの出来はやや低い気がするが、基本本体しか見てないので問題ない。充電式だけどそこまで充電は持たないので、基本は繋ぎっぱなしになる。実家のWiFiではセットアップがうまくいかなかったけどフランスではうまく行ったので実家の回線の問題だったのだろう。
とりあえず気軽に二酸化炭素濃度を観れるのは良いし、緑と赤で今やばいよーってすぐわかるのがGood。湿度と温度が見れるのも結構大きい。
運動を始めるにあたって買ったスマートスケール。WITHINGSは東京で一人暮らししていた時も使っていた。最近はあんまり載ってないけど運動していた時は毎朝乗っていた。天気とかも観れるので良いし、体脂肪率を見たり、体重をグラフで出してくれていい感じ。パリは空気が悪いのでいつもAir QuarityがPoorで面白い。
Vlog取るにはなんだかんだOsmo Pocketだなあということで買った。ATypIとか旅行とかで撮ってはいるのだが、いまだに全く編集してない。というかなんならVlog、動画だけ撮って編集してないのが3年分くらいある。編集する時は来るのだろうか。
今年はGlyphsのスクリプトを書いたり、Drawbot勉強したり、和文グリフデータベースの変換のために使ったりと何かと世話になった言語。処理の遅さがTwitterでたびたび指摘されるけど何かとちょうどいいんですよね。
DaVinci, Pro Toolsなどを試して最終的に落ち着いたPodcastの編集ソフトウェア。めちゃくちゃしっくりきてるわけではないけど、まあまあ十分使える。Logic Proを試すか迷っていたけどもう慣れてしまったからいいかという気持ち。
DaVinci Resolve Speed Editorを何とかAdobe Auditionで使えないかと思って探していたら見つけた、いろんな専用入力機器のキーアサインができるソフト。Karabinerよりも対応範囲が広い。アプリを立ち上げるとコンソールが出てきてかっこいい。
残念ながらDaVinciのようにホイール操作はできないけれど、十分使えている。今は下記のキーアサインで運用中。
今更?という感じではあるが、タスク管理ツールをそろそろ導入しないとまずいなということで、色々考えた結果Trelloに落ち着いた。ブラウザベースで楽だし。個人用と仕事用のボードで分けて使っている。キーボードショートカットであんまりクリックしなくて済むのも良い。
大曲さんに教えてもらった、空気圧を使ったコーヒーメーカー。5分でちょうど一人分淹れられて、ゴミも少なくて済む。自分はブルーボトルコーヒーのサイトの淹れ方を真似している。いわゆるリバース式。5月末に買ったけれど、旅行中を除いて家にいる時に淹れなかった火は片手で数えられるくらいしかないと思う。最高。豆は近くのTerres des Caféというコーヒーの店で色々買っている。
こちらも大曲さんに教えてもらった。エアロプレスで入れるにあたって買ったミル。ハンドルが折りたためてコンパクト、挽く目も簡単に調節できて、凹凸があるので握りやすい。不満点がない。
最初は安物の製菓用のスケールを使っていたのだが、表示があまり正確でなかったり時間を測るのが手間だったので新しくコーヒースケールを買った。重さは正確に出るし、時間が測れるし、流量も表示してくれる。自分にはあまり必要ないけど。しかもType-C充電で白のカラバリもあって素晴らしい。
パリで米を炊くにあたっては圧力鍋を使っているのだけれど(というか日本に住んでた時も圧力鍋だったけど)、前使っていたAmazonの圧力鍋が大きすぎるし片手鍋なので洗う時にシンクでスペースをとって邪魔だったため、売り払って買い直したもの。いろんな機能付きの上位モデルもあったが、元々日本でも使っていたシンプルなモデルにした。両手鍋なので洗いやすいし機能も十分果たしてくれて最高。米を炊く以外にも使いたいところ。良い圧力鍋レシピ教えてください。
IKEAの安いスツール。来ない来客用に買ったけれど、リサーチの本を置いて机の横に置いておくのに最適。白が可愛い。
Twitterに一時期そうめんのアレンジレシピとか油そばのレシピが流れてきたので中華麺を買うようになった。家にあるもので大体作れるし安いので夏場は重宝した。他にも冷やし中華など。
その過程で今まであまり使ってなかった鶏ガラスープの素も買ったけど何かと便利ですね、やっぱり。
お金がない時期に1ユーロで1玉買えるレタスでサラダを食べまくっていたが、流石にサラダスピナーがないと水っぽくて厳しい。サラダスピナーは一家に一台必要。回すの楽しい。
海外在住当初はフルーツジュースを常に家に置いていたのだが、日によっては甘ったるく感じる時もあるし、何より果糖が心配だった。そんな折、そういえば小学生の頃叔母の家に行くとMONINのシロップとペリエを出してくれて、炭酸ジュースを作ったなあ…ということを思い出し、多分そういうシロップがあるだろうと思って探したら案の定スーパーに3ユーロくらいで売られている。炭酸水も1.5Lで0.6ユーロとかで買えるので、非常にお得に飲みたい分フルーツ系炭酸ジュースが飲めてお得。桃、レモン、ベリーを試したけど今のところのお気に入りは桃。1シロップで40杯くらい飲めるらしい。
思えば大学生の頃から家で漬けた梅酒を炭酸で割ったり、果実酒の素を炭酸で割ったりしていた。今はお酒じゃないので幾分かヘルシー。実家でも梅酒や梅ジュースをソーダストリームみたいな機械で炭酸で割って飲んでるのでそういう飲み物が大好きな血筋なのかもしれない。
冬場は暖かいほうじ茶、夏場は冷えた麦茶が基本的な家のお茶セットだったのだけれど、初夏や秋口の飲み物に困っていた。ほうじ茶は熱いし、麦茶は夏のバフがあれば美味しいけど他の季節だとそんなに飲む気にならない。そんな時に思いついたのが冷やしたほうじ茶で、シンプルにピッチャーにほうじ茶の茶葉と水を入れるだけ。飲む時は茶漉しを通して注ぐ。これが革命的に美味しい。おすすめです。
クリスマスの時期のお菓子といえばシュトーレンだと思っていたのだが、フランスではもうパネトーネらしい。パネトーネはイタリアのお菓子でドライフルーツが入ったスポンジケーキみたいなもので、保存が効くので長く食べることができる。そこまで高くもなくてクリスマス時期に重宝した。美味しすぎて4日で1ホール食べてしまった。
フランスの枕はなぜか正方形で一辺が64cmとデカく、枕の場所にいつも困っていた。独立してから中途覚醒がひどくて毎朝4時とか5時に目が覚めるので、少しでも睡眠の質をあげようと購入。長方形なのはもちろん、綿の量を変えたり芯材を入れたりして自分にフィットさせられる。今はまだちょっと高いなーと思っているけど慣れていきたい。
ベストバイで薬を勧めるやつおる?って感じだけど、睡眠の質をあげるサプリメント。元々竹内さんに睡眠に関するホルモンを出してくれるメラトニンスプレーいいよとおすすめされていて、そのうち買おうと思っていたら2時間くらい寝付けない日があって次の日に買った。ただ、近所の薬局は錠剤しかないのでそっちにした。
スプレーは旅先や時差ボケ直しの寝つき改善、錠剤は他のビタミンも入っていて睡眠全体のリズム改善らしいので、用途としてはあっている。飲むと1時間くらいでめちゃくちゃ眠気がきてよく眠れる。結局中途覚醒はするけど、目が覚めた後もすぐ寝付けるのでありがたい。ただ、飲み忘れると普通に中途覚醒しまくるので飲み終わる頃には自然な睡眠ができるようになるといいのだけれど…
1月に日本に帰った時飛行機でマジで寝付けなくて、困っていたら竹内さんがおすすめしてくれたガチ耳栓。いろんな形状があるので、色々試せるトライアルパックを買った。かなりいい!今までヘッドホンだったのもあり邪魔じゃないし、シンプルに遮音性能が高いし、イヤホンと比べてもどっかに行く不安がない。ただ、耳を塞いでも寝れない時は寝れないので、メラトニンスプレーと併用したらめっちゃ寝れそう。
ネックピローを今まで使ったことがなくて、空港で持ち歩いている人を見るたびに「あんな大きなものを…」と思っていたんだけど、少しでも寝るために買ってみた。この商品は空気で膨らませるタイプなので全然荷物にならない。結果としてはかなりいい。頭を預けるところができるのはありがたい。
弁構造になっていて空気を入れたらちゃんと抜けないようになっているし、すぐ入れられる。レビューを見るとうまくできなかった人が星1とかを付けてて勿体無いなーと思っている。少し空気少なめにしておくのがおすすめ。
今年はたくさん買ったけどどれも後悔がない。限定やコラボをうまく買えて嬉しかった。まだ手元には届いてないけど、この前台湾とGOOPiMADEとロンドンのEND.のコラボのアウターも買ってしまった。早く受け取りたい。
年明けのセールで買ったスニーカーとキャップ。どちらもこの一年で最もたくさん履いた/被ったものだと思う。XA PRO 3D LA YAUTEはXA PRO 3Dというスニーカーの限定モデルで、フランスのスイスに接するオート=サヴォワ県への敬意を示したモデルらしい。Hypebeast曰く。
白とベージュ、差し色の赤という僕の大好きなカラーリングだったり、踵ひもにオート=サヴォア県の紋章がプリントされていたり、インソールに花のイラストがプリントされていたり、もちろんSalomonだから歩きやすかったりと全てが最高。セールだったのもありサイズはいつもより1cm大きい27.5cmだがなんとか履いている。ただ、履きすぎて若干汚れてきたのは悩みどころ。
キャップも何度かセールで売れ残っているものを購入。Golden Trail Seriesというトレイルランニングの大会のコラボアイテムらしいが、近年熱い等高線モチーフのデザインがかっこいいし、ツバがカーブしているのではなく直線的なのも好み。
ランニング用に購入したシューズ。本来はトレイルランニング用だが軽いので全然ランニングでも行ける。Onは結構デザインがテックな感じで好きなので買ってみたかったが運動を機に購入してみた。オレンジが入っているのも可愛い。透け感があるのもいい。ただ、Onはスイスのブランドだからかちょっと高い。
黒のジャケットは去年の年末のセールで、マフラーは年始のセールで購入。このジェケットも何度かセールで出ていて売れ残っていたもので、最終的に半額の225€で買うことができた。かなりお得。いつもはLサイズでオーバーサイズ気味に買うが、今回はジャストサイズで。やや光沢感のある薄手の記事で柔らかいのでさっと羽織れるし、旅先にも持っていきやすい。側面に蛍光テープのラインが入っていてそこにブランド名が入っているだけなのでブランドも悪目立ちしない。春と秋にかなり着た。薄めながら結構保温もしてくれるので、初冬も中にインナーダウンを重ねたりして着ていた。この服がこの一年のメインだったため今年は全体的に黒かった。
マフラーは元々自分が5年前の卒業旅行でフランスに来た時にアウトレットで買ったBURBERRYのものを使っていたのだが、結構短めで冬真っ只中では結構寒かったので、暖かいものを買いたくて購入。文字入りのは少し恥ずかしかったのと合わせづらそうだったので千鳥格子のものを。合わせやすいしボリュームがあって暖かい。こちらも半額で192€。これの受け取りのためにパレ・ロワイヤルの店舗に行ったけど、パレ・ロワイヤルがなかなかいい建物だった。
白のジャケットはこの前日本に帰った時、友達と表参道の店に行った時に購入。直前に友達が車を買った話をしていて金額感がバグり、試着したことで断りづらくなり買ってしまった。試着に本当に弱い。定価なので値段もかなりする。ここには書きたくない。
黒のジャケットと違い天然っぽい素材感で若干汚しが入っており、背面にもバッチリAcne Studios STOCKHOLM 1996の文字が並んでいる。おしゃれ着としてここぞという時に着ていきたい。今年一番高い服の買い物。
F/CE.は特にプルオーバーで好みのものが多く、買えるたびに買い足している。PERTEX STAND PULLOVERはアイボリーに緑の立襟がついた薄手のプルオーバーで、立襟を折ると大きな襟のようになって可愛らしくて春はよく来ていた。特に前述のAcneの黒ジャケットに合わせて襟をレイヤードさせるとなかなか良い。
バルーンパンツも面白くて、ややテーパードがかかったシルエットにポケットが前後対称で付いていてギミックが面白い。今年通して履いていた。(よく撮れている写真が家族写真だったのでぼかしてます)
コペンハーゲンのセレクトショップで見つけて購入。なんでわざわざコペンハーゲンまで行ってフランスと日本のブランドのコラボ商品を買っているのか。ただ、黒とベージュという自分の好きな組み合わせで、Playのハートシンボルも可愛いので旅先の思い出込みで買ってしまった。
ただ、薄手だけど耐水性で通気性はあまりないので着るタイミングがなかなか難しい。
こちらもコペンハーゲンで買ったベルトバッグ。いつも外出の時はサコッシュだったのだが、やっぱりちょっとした買い物とかが入れられないのは不便だったためもう少し入るものが欲しくて購入。結果、旅行などでかなり重宝している。カメラはもちろんペットボトルとかパンとかもはいる。防水でポケットもそこそこあるのが嬉しい。Rains然りコペンハーゲンってなんか防水のブランドが多いような。iPad Proはギリギリ入るがピーンとなってしまうのであまりiPad入れていない。写真のバックパックにかけているグレーの方。去年のベストバイに入っているカリマーのバックパックともども旅行で活躍してくれている。
ROAというイタリアのアウトドアブランドを友達に教えてもらったのだが、結構高くて手を出せずにいた。そんな折に1着持っているand wanderとのコラボが発表されて購入。garment dye waffle pocket Tはベージュのプルオーバーでうっすらグラデーションがかかっていて、ワッフルの生地感が良い。ポケットとそこにかかっているカラビナもかっこいい。サイズはちょっとオーバーサイズより。
サコッシュの方もついでに買った。前韓国のRE:CODEで買ったサコッシュが使いすぎてだいぶボロボロになってきたので。ポケットが前後で分かれていて、片方がチャックあり、片方は無しなのでよく使うものと安全重視のもので分けれるのが地味に助かる。
寝るために作られているのだからパジャマが一番寝やすいに決まっている、が自分の流儀(?)なのだが、1月に帰った時に一着、それが良かったので10月に帰った時に2着買い足した。肌触りがいいし寝るぞ!って気持ちになれる。パジャマ、いいですよ。日本では冬場に半纏を着たら完全体。
本は買ったものが多すぎる割に開けていないので、あまり挙げれない。申し訳ない。帰った時に買った写真を貼っておくのでよければどうぞ。あと、内容も結構前読んだものとかは曖昧なのでそこも。
ここ数年話題だったいわゆる物語思考という人生を物語として考える生き方・見方や、それをはじめとしてゲーム的生、パズル的生、ギャンブル的生、おもちゃ的生という考え方を分類・定義・解説する本。これらはいい面もある一方で悪い方にも左右しうると述べている。著者の方の名前に見覚えがあったのだが、VTuberの文脈で論文を以前書かれていて、大学院の卒論で引用した方だった。
自分がここ数年感じていた、「数」に固執しすぎているように見える昨今のSNSに対してのモヤモヤが何に起因するのか、そしてなぜモヤモヤするのかといったわからない部分が綺麗に整理・整頓されたのがとても嬉しい本だった。
過疎地域の自治体を相手取ったコンサル会社があーやこーやして法のゆるいところを使ってコンサル料をせしめるスキームを東北の記者の方が見つけ、それを解き明かしていくノンフィクションのジャーナリズム本。過疎地域に対しての意識とか、自治体への政治参加意識とか考えさせられることがあれど、そもそもの物語があまりに面白すぎて読む手が止まらず、二日で読んでしまった。Twitterに流れてきた時点で面白そうだったもんな。
有馬先生の著書。国内海外、そしてさまざまなデザインの領域に携わる人々への対話集。自分はまだキドさんまでしか読めていないのだが、15人それぞれの視点、それぞれのデザインへの関わり方が見えて、手法への驚き、視座の高さへの関心、さまざまな視野を手に入れた気分になれる素晴らしい本。そしてインタビュイーの方々へアクセスでき、共通の語彙を持つことができる有馬さんだからこその本でもある。たまにインタビュアーのテキストの方が長いこともあって、その辺りも有馬さん節を感じて嬉しい。対話形式なので思ったよりもスルッと読めてしまうので、近いうちに読み切りたいところ。
篝火の制作の際にリサーチでよく見ていた本。写植からDTP黎明期のデザインが集まっているが、この時代特有の「デザインしてるぞ!」感がいい。とにかく使えることを試している感じ。印刷にかけられる予算の違いもあるのだろう。
前見た時は写植だなーくらいの浅い見え方だったが、改めて見ると同じ年代で比較することでデザイナーの個性や罫線、文字の使い方の違いが見えてくる。白井先生はこの時点でも普遍的で美しいデザインに見える。あと、タイポグラフィの定義については自分は思うところがあるのだが、太郎さんのテキストに言いたいことが全部書いてあった。手に入れやすい号ではあると思うので、ぜひ。
白井先生の師匠と言える清原悦志氏の仕事がまとまった本号はどこかで手に入れたいと思っていたが、いかんせんかなり高騰しており難しかった。しかし、機会があってようやく見ることができた。まだパラパラと見ただけなので読むのはこれから。楽しみ。
デザインの入口と出口に続いて有馬さんの本。有馬さんのワークス集は何年か前に同人誌として出されていたが、最近の仕事や文が入り完成体となった形だと認識している。まだ全部は読めていない。
2年間だけでも一緒にやらせてもらえた感謝、そしてあの時の力不足を今でも思い出せる悔しさ、これからタイプデザイナーとして頼ってもらえるようになりたいという希望、色々な感情が湧く。
カセットテープのパッケージのアーカイブ本。同じようにコンピュータドキュメント、メタル系のステッカー、ブックカバーなどさまざまなアーカイブ本がある。軽くてさらっと見ることができて篝火のデザインの時のよくみていた。結果ステッカーのデザインが謎のソフトウェアのようになった。
Type Projectの石川さんに教えていただいた本で、石川さんも鈴木さんに教えてもらったらしい。完結済み、26巻。SFで最初は用語や世界観を覚えるのが大変だが、はまっていくと一気に読み切ってしまう面白さがある。
この世界は階級を伴った人種と、人を従わせたり傀儡のようにしてしまう能力があり、そういった世界の中で平等とは何か、力とは何か、信じるとは何かを問いかけるポリティカルな側面も含んだ漫画だと思う。
大成さんに教えてもらった本。過去と未来が徐々にリンクしてきて、読者が「気づいて」しまう瞬間がなかなかにグロい。現在も連載中で、自分はマガジンのアプリで読むようになった。
連載中。夏頃暇な時に評判の良い漫画でも読むかと思って1話だけ読んだら引き込まれて最新話まで課金して読み切ってしまった。キャラクターが可愛いみたいなところもありつつ、個人的に好きなのは主人公のいのりちゃんと司先生がめちゃくちゃコミュニケーションするところ。フィクションで「そこちゃんと話しておけよ!!!」となるパターンは往々にしてあるが、2人は常に言語化して感情と理性を合わせているので安心して読める。そしてスケートそのものの説明もわかりやすい。読みながら何回か泣きそうになった。
完結間際と聞いて、完結したのかと思って読み始めたがこちらも一気に読み切ってしまった。主人公のムッタは弟に比べると完璧ではないし、なんでも1人でできるわけではないけど、その熱意が人に伝播して、みんなも乗せられて解決していくパターンは王道ながらシンプルに熱く、面白い。そしてリアルベースだからこその宇宙という世界の怖さを描いていて、息が詰まりそうになるシーンもいくつかある。完結まであとわずか。続きが待ちきれない。
今年完結した、ずっと読んでいたヤンジャンの野球漫画。行ってしまえば主人公の文吾がその快速球で無双しまくる中学野球漫画なのだが、フィクションだからそれでいい。それが面白い。高校編も始まったが、中学の頃の登り調子ともいかなそうなのが今後楽しみ。
菅原ヒロトさんに教えてもらってこの前の帰省の際に読んだ。初見は飛鳥時代を舞台にしたフィクションかなー?と思っていたら展開がどんどん早くなっていき、一気に時間と空間を飛び越えるSFになっていく。だんだん過去と未来がつながり、読者が思わず予想させられていくところは天国大魔境とも似ているかもしれない。神のみんながいいキャラしてる。扉絵の現代パロがいい。
お笑いをテーマにしたジャンプSQで連載されていた漫画で、作画は小畑先生。自分はお笑いは普段全く見ない、というか見る習慣がなくて、M1も見てないのだがお笑いの漫画を見るのは結構好きで追っていた。が、やや打ち切りぽい終わり方になってしまったのは悔しい。集英社作品の厳しさか。でも面白かったっすよ。
今年も学マスとホヨバ三種(原神・スタレ・ゼンゼロ)をこなしながらコンシューマーゲーも遊んでいた。学マスはずっと面白い。コミュがあまりにオタクの妄想そのまますぎてすごい。ほぼ毎日プロデュースしている。
原神はストーリーは結構面白いけど刺さるキャラは最近はあまりいない。スタレは一応ストーリー読んでるけどオンパロスは面白さもありつつ結構難しかった…ゼンゼロは全体的にキャラの方向性が好みと合わなくて、ストーリーもカリュドーンで止まっていたのだけれど、オルペウスと照ちゃん先輩がかなり好なのでストーリーも再開するか迷っている。でもこの三種のストーリーとイベントを追うのはかなり厳しいっす。
何年やってるんだこのゲーム。シーズン0からやっています。その間ずっとパスファインダー。ここ数年は友達に誘われるからデュオを惰性でやってたくらいだったが、夏頃EGSの人々に誘われてランクをやり始め、ミックステープというモードを教えてもらってからは狂ったように最初はガンゲーム、今はコントロールをやっている。PS Storeの今年のプレイ時間は524時間らしい。3000ハンマーとダイヤを達成したのでランク的な部分ではもう目標はありません。
2年連続で入ることがあっていいのか。エルデは出血ビルドでDLC, AC6は軽2脚重ショ+スライサーアセンで2周目、3周目をクリア。
今回改めてフロムのゲームをどちらもやってみて改めてすごいと感じたのはその周回のしやすさ。世界観の部分では、どちらもストーリーは濃い方ではなく、イベントムービーは少なくほとんど会話のみ。しかし、武器や道具、サイドイベント、フィールドに落ちている収集用アイテムなどに大量のフレーバーテキストが埋め込まれており、集めていくことで世界を理解するという仕組みになっている。なので考察は捗るし、一周目はそれらを見つけるべくマップをくまなく調べるため時間がかかるが、二周目以降は全部すっ飛ばすことができる。そして、すっ飛ばすと案外マップは広くない。待ち伏せや突然の中ボスが多いのも同様で、一周目はそれらを警戒するため時間がかかるが、二周目以降はわかっていれば軽々飛び越えていける。
ボスに関してもそうだ。どちらのゲームも、ボスをメタる構成や戦術を発見するまでに何十戦、何時間もかかることはザラにある。しかし、一回勝ち方を見つけると次は難なく撃破できる。そして、二周目は大体自分のステータス(エルデはレベル、AC6はOSチューニング)を引き継ぐことで、基礎スペックが高いままプレイできる。
こうした調整によって、「一周目はじっくり、二周目以降はサラッと遊べる」仕組みが作られているのはまさに巧みだと思った。しかもどちらも装備(アセン)の幅が広くて、全く違う戦術の遊び方ができるし、逆に強者たちはしばって遊ぶことができるのも魅力だと思う。その点では僕は基本気に入ったビルドを使い続けるから楽しみきれてないのかもしれない。でもやっぱりすごい良くできている。
AC6はクリスマス前狂ったようにやっていた。装備一個一個の解説を神攻略Wikiで見るのが楽しくて仕方なかった。しかもアセンを考えて自分の鯖に投げると全部大瀧さんが返信してくれるのも良くなかった(ありがとうございます)。ぜひ3周してほしい。けどやっぱり僕はウォルターの忠犬になって火をつけたいです。
世間の評判は様々だが、自分はPS5でプレイ。個人的にストーリーがあったのは大好きだし、面白かったし、モンハンの不満点を解決してくれた気持ちはある。でもハンマーの幅が狭かったり、装備がどの武器でもほぼ同じだったり、シンプルにモンスターが少なくてアップデート前提というのは世論同様自分も不満。結局アップデートが来る前に離れてしまった。友達とやるゲームという認識なので、やっぱ一緒にやる人も熱がないとできないんですよね…
リマスターが突然発売されたのでプレイ。プレイ開始直後3分で感じるベゼスダ特有の動きの軽さには笑ってしまった。遊びの幅が広く、エンチャントが自分でできるためやりたい放題できる。魔法を吸収できる精霊座を選んでいたので最終的には無限MP回復範囲魔法と最強エンチャントダガーを振り回していた。
前作からどうなるかなと思いつつ評判が良かったのでプレイ。最初は結構似た流れかなと思っていたが、後半どんどん敵は過激になり、サムだけ大変な気がするし、旅は過酷になっていく。小島監督のインタビューを読むと全部設計されていて良かった。感想とかを見ると先を見通せてつまらんという意見もあったのだが僕は鈍感だったので全然わかってなかった。
あと、監督が自由にやりすぎてて流石に笑ってしまった。BT召喚とか、ラストバトルとか。遊び方としても、5年前なので記憶が曖昧なところはあるが、前作とは異なる工夫がしてあったと思う。前作は最初徒歩で頑張って後半はほぼ車を使っていた気がするが、今作は早めに車が解禁された後、後半徒歩用に便利なツールが出てきて逆にまた徒歩優位になる。ボードが楽しい。63時間くらいでクリアし、国道繋げたりサイドクエストで最終的には90時間くらいやった。
前作のマイルスモラレスが20数時間のボリュームだったのでそれくらいかと思ったら大ボリューム。正統進化で非常に楽しい。ガジェットがありつつ、技がピーターとマイルスそれぞれあるので相変わらず操作は忙しいが、ストーリーも見ていて辛くなるくらい感情に訴えかけてくるし濃くて良かった。2人ともヒーロー家業にか負けすぎているので生活を頑張って欲しくなる。
移動も滑空によって快適になり、ファストトラベルもどこでも行けてスムーズ、チャレンジ的なものもいろんな種類があったりDual Senseの機能を活かしたものばかりで見本市的な楽しさもある。そして特に良かったのが隣人アプリによるクエストで、普段やる戦闘やステルスの亜種みたいなお使いをやらされるのではなく、他人を操作したり謎解きだったり、ストーリーとは別の遊び方をさせてくれる。総じて完成度がめちゃくちゃ高いゲームだと思った。
BF1ぶりにプレイ。Apexでコントロールばっかやるなら普通にBF6やればいいじゃんということで、評判も悪くなさそうだし買ってみた。Apexのコントロールは9vs9で明らかに自分が貢献して勝ったな、みたいな試合もあるし能力も多彩だからまさに「レジェンド」としてプレイしているのに対し、BFはその名の通り戦場のただの一兵士、歯車の一つとして動いている感じが逆に良い。特別ではないただの一兵士として職務を全うする。キルタイムも早くて一瞬で命を散らしていく。ただ、たまに自分が貢献できたという瞬間が訪れる。それが嬉しい。ただカスタマイズが多すぎて何すればいいか全然わかんないよ〜
SteamDeckを買った2月ごろにプレイ。ローグライクのアクションはあまりやったことがなかったがなかなかに中毒性があり、どの技や武器が強いとか、どの組み合わせにすると良いとかを探索していくのが中毒性が高くて面白かった。一回クリアまではいった。
めちゃくちゃ面白いという評判は流れてきていたし、「ファンアート見ていて思うけどあのネタバレを見てなお描けるのがすごい」みたいなツイートを見て、何らか重大なネタバレがあるとわかりプレイすることにした。1章が大体2時間弱くらいで6章立て。ゲーム内容は簡単なダンガンロンパみたいな感じか。SNSを使った調査をした後、2–3のフィールドを会話、探索、霊視で情報を集めていく。基本総当たりで進めていける。
こういった謎解きゲームはクリア自体は簡単で良くて、いかにゲームがプレイヤーの想像や推理を超えてくれるかだと思っている。むしろ、ゲーム側のサジェストによってプレイヤーが気付かされ、「そういうことか…!」と理解した瞬間に興奮する。謎が簡単すぎても行けないし、難しすぎても行けない。そのレベル感がちょうどいい。
ストーリーは最高でした。何も言えません。プレイしてください。
曲に関しては今年はあまり開拓のない年であった。Podcastは増えた。他にはPlazmaとかもありましたね。
花海咲季さんの曲は全部かっこいい。本人の人間性とそれを表す歌詞に背中を押される。そして歌詞だけでなく、花海咲季さんの曲は感想もめちゃくちゃかっこいい。しかもEGOが収録されている2ndシングルに自分の書体を使っていただいている。こんな最高なことがありますか?いやない。
自分は学マスの曲は好きなアイドルの曲しか聴いてない偏屈リスナーなのだが(プロデュースは全員している)、YouTubeが作ってくれる自動再生リストで流れてきた。曲調がカッコ良すぎた。11月はこの曲を聴きすぎたためApple Musicのリキャップの11月を飾ってしまった。
名取さなさんが音楽活動を本格的に始められ、今年もたくさんリリースされたが個人的に今年一番好きだったのはこの曲。カッコ良すぎる。曲も、歌詞も、姿勢も。きらめく絆創膏も良かったですね…
なんで2曲目が出てるんですかね。何で歌詞が上手いんですかね。何でメロディーがもっと乗れるんですかね。怖い。CBMの歌詞を聞いた時は膝を打ってしまった。さすが言葉の魔術師集団。
オモコロの原宿さんの口First Noteから入るという謎の入り方をしてしまった。ジャズは父が好きだったがよく分かってなかったけどだんだんわかり始めて一時期たくさん聞いた。
自分は植草さんをNIGHT HIKEのトークで知って、お話ししたことはないけれど植草さんのSpaceは時差によって時間が会うのもあり、よく聞かせていただいていた。Podcastを始めるか迷っていらしたのでPodcastいいですよ!!とコメントしていたら始めてくださった。嬉しい。
語り口からご本人の優しい人柄が伝わってくるし、隣で話してくれているかのような距離感が聞いてて心地いい。散歩中とかに聞くと最高。長く続いて欲しいです。
オモコロは昨年引き続き見ていたのだが、オモコロ成分をより摂取するべく聴き始めた。過去回もだいたい聞いた。ニュースを浅く取り入れられる。もちろん深い考察とかを聞く気はなく、3人の浅い感想とオモロを取り入れるために聞いている。
ただ、リスナーの方はわかると思うけど直近の回はマジで最悪でした。でも次の回を聞いてやっぱ変わんないなこの人と思いました。
オモコロウォッチを聞いているとサジェストに出てくるのでこちらも聴き始めた。当然面白い。匿名ラジオのすごいところは、7, 8年やっているにも関わらずオモロの質が全然変わらないこと。Podcastは動画よりも変質しにくい部類だとは思うが、基本的に新しく入ったYouTuberとかの3年前、5年前の動画を見るとどうしても古さを感じてしまうが、匿名ラジオは5年前の回を聞いても変わらず面白い。あとネタが尽きなすぎる。オモロの才能としか言いようがない。
今年はあまり配信を見なくなった。なんか追うのがしんどくなってしまった。配信を見るなら自分からゲームしにいくことが多い一年だったように思う。
ジークアクスの予習に。大まかなストーリーは知っていたが本編は見たことがなかった。サイコフレーム、何やねんあの物質。クェスは可哀想。2026年1月にはハサウェイの続編が見られるということで、ハサウェイが壊れた理由を再確認できて良かったです。
ビギニングでみんなが頑張ってネタバレを隠している雰囲気、そしてやたら流れてくるシャアに関するツイートに惹かれて見に行った。大滝さんや草野さんといった好きなデザイナーさんが携わられていたのも嬉しかったし、ストーリーももうジオン好きな自分へのご褒美みたいな感じで最高。アニメ本編もファンの予想を悉く置いていく超展開とペースで最高。モビルスーツもカッコよくて最高。続きが見たいけど見たくない。
見たいと思っていたけど海外だから見れていなくて、キスケさんとのPodcastの収録前に予習として見たけれどめっちゃ良かった。登場人物それぞれの立場からしか感じ得ないこと、彼方くんの突っ走って「いいものできた!」と思っていたらそれが受け入れられなかったりとか、あるなあ…と思いながら見ていた。それでも彼方くんは諦めないし、熱意がかっこいい、将来が怖いまである。いい映画だった。後、菅原圭さんの曲を聞いたことがなかったんですが曲もめちゃくちゃ良かったです。
サジェストに出てきて。去年末の言語の部屋然り、社会の勉強が楽しくて仕方ない。特に、フランスに住んでいると身近さもあって国境とか気候の動画が特に気に入っていた。動画は多分全部見てしまった。
ライブ直後、食らってしまったリスナーの方々のツイートが多く流れてきてどうやらすごいライブらしいぞと思ってアーカイブを拝見した。すごかった。前回は音楽活動やるぞ!という感じだったけど、今回は明確に聞いている人に伝えたい気持ちがあり、それをMCで、そしていくつもの新曲で表していた。甘い肯定ではなく、自分自身で自分の手綱を握って生きろというメッセージ。時代は熱血と茶化しながらも、自分の思いを伝えるのは勇気がいる行為だと思う。マジで良かったな。現地に行きたい。
純粋なアップデートという感じで大きな感動はなかった。アクションボタンはすぐ慣れた。ダイナミックアイランドは表示は結構好きなのだが、通知センターが出しづらいのだけ気になる。今は多少慣れたがそれでもノッチに比べると出しづらいと思う。ケースはBeatsのオレンジのものを買って、色味はすごい気に入っているが縁の部分が結構盛り上がっていてブラウザバックとかがちょっとしづらい。むしろこれは前使っていたSpigenのケースがよくできていたというべきか。
イヤホンはDENON Perl Proからの買い替え。ノイキャン性能が高いという触れ込みを聞いていたが、いつの間にか音質もいいと思い込んでいた。確かにノイキャン性能はすごい高いし、取り込みも自然だが、音質はまあ普通といったところか。流石にPerl Proは結構いいやつなので当たり前だけど。Apple機器間の自動接続は個人的にどっちも同時に触ることの多い自分には不便だった。
Apple Watchもまあアップデートという感じ。充電が1日持つようになって嬉しい。
10月なかばから11月にかけて結構見ていた。「っすという用法は神」とか結構面白くて、途中からはうんちくエウレーカクイズをまとめて見ていたのだが、特にうんちくエウレーカウミガメのスープの回で質問があまりなく雑談が長かったのが水平思考ゲーム好きの自分として気になってしまった。あと、近しい分野でがっつり調べてまとめられている言語の部屋とかと比較したときに、雑談の時間が長いのが気になってきてしまいだんだん見なくなってしまった。そういうこともありますよね。
毎年は一年を振り返っていたが、今年は考える時間が多くて色々なことをバラバラに考えていたので、それぞれをまとめたいと思う。
SNSでマイナスな感情を出すと、クライアント様が見る可能性があるからよくないという言説がある。正しい。全くもって正しい。
自分はインスタのStoriesとかが苦手で、理由としては消えてしまうからだ。自分はその時持っていた感情をなるべく取っておきたいし、アーカイブしていきたい。いい感情も悪い感情も。だから特にこの一年は、なるべく外に外に出すようにしてきた。とはいえTwitterはそんなにマイナスなことは出さないようにしている。軽いことはBlueskyは、まとまったことはこのブログが吸収してくれている。
あと、アーカイブした気持ちを何年後かに読み直すのも面白い。実際3, 4年前の記事を読んだりすると今の自分と悩みの本質は同じだったり。
まあ何が言いたいかというと、自分のマイナスな感情もまた自分だから、隠してどこかに追いやってしまいたくはないなという気持ち。普通の人はそれを友達とかに話して発散してるって?それはそう。
8月末から9月くらいに思ったこと。8月のところでも書いたけれど。
自分は昔から、動画を聴くでも音楽を聴くでも集中するでもない時間…1人で外を歩いている時とか、ずっと頭の中で文章を練っている。それはまだ書いていない記事の構想であったり、自分がインタビューされた体で自分の考えやルーツを言語化したり、悩みを掘り下げたりといったことなのだが、こと悩みの掘り下げにあたっては悪い方向にも作用しうると感じた。
結論としては、結局自分は悩んで自傷したいがために悩みを自ら生み出しているのではないかという。そんなことを言い出したらキリがない。やはり、自分のうちだけに思考を閉じ込めるのは常に危うさを孕む。人と話したいですね。
それとは別に、シンプルに文章が長すぎるのはよくない。この記事、今73000字ですよ。
特にここ数年、インプレッションを重視している人を多く見るようになった。Twitterの仕様変更やAIの台頭といった影響があるだろうし、職種によってはダイレクトに生活に関わってくるからそれは仕方ない。ただ、自分としては数に左右されたくないという気持ちがここ数年は強く、なるべく考えないようにして振る舞うようにしている。なのでTwitterでも好き勝手呟いている。見たい人だけ見てくれればいい。
ただ、あまりに世間が振り回されているような気もしている。特に気になったのは「再掲」の文化だ。前から何らかのイベントで過去作を再掲して繋がり合う、みたいなことはよくあったと思うが、今年はそれがしょっちゅうあったように思う。各季節、繋がりたいといったものから、「理由がなくても再掲していいタグ」みたいなものまで。もはや再掲のための再掲だ。AIで簡単に生み出せるようになって、それに対する焦りみたいなのもあると思うけど、ちょっとびっくりしてしまった。
物語化批判の哲学においては、それらはゲーム的生に内包されるだろう。数字としての目標、ランキングが視点となっている。ただ、それらにはゴールがないと思う。上はいくらでもいるし。数字からもう少し人々が解放されてほしい。
Twitter繋がりで。なんか名前がついていた気がするが。Twitterのアルゴリズム変更もあると思うけど、あまりにこちらの感情に訴えかける…というか無理やり動かしてくる、具体的には怒らせてくるものが目につくようになってきている。TwitterやYouTubeでも日々小競り合いが起き、お互いをバカにしあっている風景が見られる。インターネットってこんな場所でしたっけ……
プレゼン作りで自分の人生を振り返っていて思ったが、僕の人生は焦っていいことが起きた試しがない。例えるならキノコを持ってないのにショートカットが見えたらダートに突っ込んでいく感じ。結果として遅い。人生って難しい。見方次第なのかもしれないし、これから変えていくのも自分次第なんでしょうか。
今年の初めに挙げていた卑屈を直す、偏見をなくすというのは自身の歪みを取り除こうという試みの目標だった。結果としては、歪みが強くなった一年だと感じている。実績がない、周りに人もいない孤独、不安。そういった負い目からフラットに物事を見れなくなる。穿った目でしか。
特に感じたのは、今年はインプットが前よりしにくくなったということだ。学生の頃や卒業したての頃は、知っている人のワークスが出たら真っ先に見に行っていた。でも最近は流してしまうことも増えた。打ちのめされるのが怖いのだ。歪んでいると、自分を信頼してくれている人からの気持ちも歪んで想像してしまうだろう。よくないことはわかっている。歪みの取り除き方を教えてください。
あと、ここ数年は「好き」よりも「嫌い」とか「嫌だな」が増えたなと思っている。ただ、嫌いも好きと同じくらい大事ともいうし、これはいいことなのか悪いことなのか…
他には、もっと自分に話させてくれ、わかってくれみたいな気持ちもあったけど、そもそも何もやってない奴の話を聞いてくれる人などいないのだとも思う。語る前にまず手を動かしたい。特に最近、自分は簡単に物を出すことができなくなってしまっていると思う。何かすごい物を完成させなければという気持ちが強くなってしまっている。もっとハードルを低く、フットワークを軽くして行きたい。そういうのにコミティアとかいいんだろうな。
10月に日本に帰った時、大成さんとキスケさんと話して、自分たちのルーツの話になった。曰く、親や地元の影響が自分に深く根ざしているのではないかと。
自分はそんなことはないと最初は思っていたけれど、確かに考えてみるとだんだんそんな気がしてきた。具体的には、今回自分は夢をいろんな人に聞いていたけど、思っていたよりもみんな野望と言えるような、頂点になるみたいなものはなかったのだ。自分は流石にトップになるとは言わないまでも、有名になりたい欲みたいなものがずっとあった。もちろん書体デザイナー、特に日本から海外に進出している人たちは著名な方々が多いのも原因としてはあるだろうが、その原因の一端は家庭にあるかもしれない。
度々言及しているように、僕の実家はギャラリーで、父は陶作家をしている。それなりに有名で、日本のみならず海外で展示をすることもあるし、イベントや著書、雑誌への掲載をも多い。高専生の頃、周りの作家さんやギャラリストさんから実家を継がないのか度々聞かれていた。その頃はタイプデザイナーという夢もまだなかったから片手間にデザイナーをしながらギャラリーをやるのもアリかと思ってそんな受け答えをしていたが、タイプデザインという場所を見つけてしまって、次第にそうは言わなくなっていった。自分が父の作っていたものを、簡単な気持ちでは背負えないし、失礼だとも感じるようになった。
そういったことに対して負い目があって、その道から逃げたからには同じくらい有名にならなければ、という圧を勝手に感じているのかもしれないと今回自覚した。ただこれも自分の思考の範疇に過ぎないのでみんなの夢が聞きたいです。
篝火の前後、「安藤くん/さん、全然グラフィックデザイン『も』できるじゃん」みたいな意見をいくつかもらって、嬉しい一方で『も』?って思ってたんだけど、いつの間にか自分はグラフィックデザイナーじゃなくて書体デザイナーとして認識されていたんだなと気づいた。嬉しいような寂しいような気持ち。ただ、ちゃんと背負って行きたいと思う。
一部のトップデザイナーやアーティスト性の高いデザイナー、スキルの掛け合わせを除けば、十分な候補者がいる場合単一のスキルに大きな差は出ないため、結局は熱意とか、ちゃんとコミュニケーションが取れるとか、仕事がやりやすいとか、人間的な魅力が大事になってくるのでは、という論。
NDCで働いていた時は気づいていなかったけど、離れてからだんだん理解するようになっていって、ミーティングに対しての準備とか、ドキュメンテーションとか、コミュニケーションのレスポンスとか色々気にするようになった。ラーメン才遊記のおかげもあるかもしれません。
ここ数年、ギルド型組織とかユニット、グループ展、合同誌とかを見てとにかく羨ましがっていたし、俺、友達いね〜〜と思っていた。人々はお互いに好意とかつながりを確かめ合うことに飢えていると思うし、実際だからこそTwitterのCircleとか、InstagramのClosed Friendとかがあるんだと思う。
この前日本に帰る前後は結構いろんな人と仲良くなれたと思うけど、「仲良くなってくれないかな〜チラッ」でお互い様子見してるだけだと一生近づかないなと思った。特に自分はこんな暗いことばっか言っているわけだし。ちゃんと好きだと、仲良くなりたいですと伝えていくこと。傷つく勇気が必要な時代だと思う。なので2026年はちゃんと伝えていくことにしたいです。断られたらそん時はそん時ですね。
過渡期だからこそこういうのは書いといた方がいいだろう。自分は生成AI、イラストが出てきたあたりから「嫌いだな」と思いながらAI情勢を見ている。生成AIとか、AIに盛り上がってる人たち、いわゆる驚き屋みたいな。
一方で、プログラムやフランス語の翻訳、旅行では世間においていかれまいと使っていて、助けてもらっているのも事実だ。結局のところ新しい技術への拒否反応が起こるのはいつの時代も同じで、人それぞれにグラデーションがあるのだと思う。自分のグラデーションの閾値は、「トロ」の部分をいかに自分が持っておくかということだ。匿名はてなダイアリーをAIに書かせている人がいると聞いて驚いた。あれは自分の書いた文章を読んでもらいたい場所ではないのかと。ただPV稼げればよかったのかよとちょっとした絶望があった。それは、自分にとって文章を書くことがデザインと同様に制作のトロの部分だからそう感じるのだと思う。自分がやってて楽しいところは渡したくない。
正直、過渡期だから今後いくらでも状況や世間の考えは変わっていくと思う。だから、自分はあまりはっきりした意見はない。なんとなく、「嫌だな」と思いながら、自分に仕事を託してくれる人に向き合っていい仕事をして行きたいと思っている。
今後、日本とフランス(か他のヨーロッパの国)どちらをベースにしていくかについて。考えるにあたって、改めて独立したいま「やれる」と「やりたい」を軸にして思考を巡らせた。「やりたい」はそのままやりたいこと。「やれる」は「できる」にも近いが、できることのみならず、将来的なポテンシャル込みでやっていけるであろうことだ
独立した直後は和文をやっていくぞ、という気持ちだった。だが、それはあくまで「ヨーロッパのファウンダリで働くには欧文じゃ太刀打ちできないから、とりあえずアイデンティティを生かして和文をやる」という過去の自分の選択が、「やりたい」にすり替わっていたのだと気づいた。
今の自分は、欧文書体デザインが「やれる」「やりたい」であり、和文は「やれる」とは思うが「やりたい」ではない。なお、グラフィックデザインは「やりたい」けど「やれる」とは思っていない。
そう考えると、現状海外では和文の話をいくつかもらっていて、日本からも幸い何個か欧文の話をもらっている今、日本をベースにした方がいいように思える。実際ホームシックだったのもあり10月に日本に帰るまではそう思っていた。なお、日本の仕事だけやりながらヨーロッパに住むのは税制的にも面倒だし、日本円が弱すぎるため円を稼ぎながらユーロ圏に住むのは無理なので考えないことにする。
確かに、日本は良かった。東京はどの街も面白い。電車はしょっちゅうくる。ご飯はどこも美味しくて安い。友達がたくさんいる。
だが、あまりに人が多すぎる。山手線に乗るたびに圧縮される。家賃はとんでもなく高騰していると聞く。政治も好転の兆しを見せないどころか外から見ていてもどんどん怖い方向に向かっている。そして、日本に入るとTwitterの広告も日本向けに変わるのだが、メーカーを騙って騙そうとするもの、不安を煽るもの、etc…どれもこれも、言葉に表すならevilすぎる。善性がない。怖い。ゴミ箱はどこにもないし。物価は上がるのに賃金は上がらないと聞くし…
そして、ホームシックを解消してからパリに戻ってくるとパリも悪くないと思えてくる。そこらじゅうにベンチとゴミ箱がある。公園も多くて緑に触れられ、休むことができる。ご飯も日本に比べれば選択肢は少ないが十分美味しい。人々に余裕があるように見える。特に、平日の午後なんかに公園や庭園に行くといろんなグループが談笑していたりレクリエーションで遊んでいたりして、人々が豊かに見える。Threadsでイギリスに住んでいる人が、日本が忙しすぎて住めなくなったと書いていたが、それに関しては同意してしまった。何か、日本は忙しすぎるように感じてしまう。
なので、結局のところ今の結論は「わからない」だ。とりあえず2026年をやるだけやってみて判断することになるだろう。日本からしか仕事が来なかったり、日本からの仕事すら来なくて実家に戻ることになるかもしれない。やってみないとわからない。これもいろんな人と話したいです。
今年と去年で幼馴染とか大学の友達とか知り合いが次々籍を入れただの婚約しただの来年から同棲するだの言っている。自分ももう2週間もしたら28歳。俺は毎年状況変わるからな〜と言い訳してここ5年以上全くアクションを起こしていない。面倒だなとずっと思っている。どうする?
独立とフランスの生活による孤独、頻繁な一人旅によって去年よりも大幅に長いバケモノの文ができてしまいました。ここまで読んでくださった我慢強い方、もしくは僕の文章が好きな方、本当にありがとうございます。
毎年状況が変わって、考えていることも影響されたり、ぶれたりする自分ではありますが、来年はより自立した自分になること、書体を出すことを目標に頑張ります。サイトもできれば更新したい。そして、僕はWebデザイナーでもないしグラフィックデザイナーでもないのだから、ちゃんとできる人に頼めるようにもなりたい。
また賀正の記事も書こうと思います。1年間ありがとうございました。2026年も、何卒よろしくお願いいたします。
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